旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
旅のことばとは?
カードの16から32は[家族のことば]です。
認知症両親と家族に寄り添ってきたわたしのことばを綴ります。
【小さな気づき32】
ことばや仕草に隠れている本当の気持ちに気づく喜び。
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介護をしている生活にも、ずいぶん慣れてきました。
そのとき
日々の忙しさのなかで、気づかないうちに、本人にとって不本意な行動を強いてしまっていることもあります。
そこで
何気ないことばやちょっとした仕草のなかに、その人が本当に望んでいることが潜んでいないか、少し想像してみるようにします。
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日々の忙しさのなかで、気づかないうちに、本人にとって不本意な行動を強いてしまっていました。気をつけていても慣れとは怖いものです。
気をつけることに慣れてしまっているのです。
目で見て捉えていたとしても、なぜか気づかない。
いや、気づいているのに見なかったことにしているのか、見逃してしまっているのか。
あとで、あれだったのだ!と思うことが何度かありました。
それは、ほんのちょっとしたしぐさやことばや咳や手足の微妙な感じで、人それぞれ。
母は、ストレスは咳。
不快感は、先生が登場する話だったり、話すときに目を合わせないことだったり。
嫌いな人やことのときは、暴言暴行動。
やりたくないこと、いやなこと、不安なことは、全身に力を入れて動かない。
父は、納得できないことには徹底的に抵抗する。
嫌なことは、大声で叫び続ける。
認知症の両親は、記憶出来ないから、ちょっとした動作やことばの意味が理解できなかったり、無言で手を出してくる人を怖がります。
ちゃんとわかるように理由を説明して欲しいと思っているし、納得できる答を言って欲しいとおもっている。
意味もなく暴れたり叫んだりしない。
小さなサインに気づき、丁寧にひとつひとつ拾い上げ、信頼関係を築く。
それかお互いにとって幸せなことです。
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松元佳子
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