苦しくても悲しくても嬉しくても楽しくても幸せや不幸とは関係ない。
「おかしい!」
「意味がわからない!」
と思うだろうか?
苦しくても悲しくても幸せだし、嬉しくて楽しくても不幸なことはある。
そんなことを、素直に「そうだよな~」と思うこの頃。
認知症両親の介護を始めたころには、まったく理解できないことだったけれど。
介護がいちばん辛かった時期には、感覚的に理解していた。
「そうだよな~」と思えるのは、自分に素直になってきたから。
疑いがあるというのは、素直じゃないの。
トラウマやブロックで素直になるのが怖いと、いつまでたっても理解できないと思う。
わたしは、辛くて苦しくてどうしようもないと思うときでも、こころの他の部分には、幸せがあることを知っていた。
辛くて苦しくてどうしもないときというのは、
認知症両親の二人分の排泄ケアと日常生活のサポートに1日24時間が全然足りなくて、「もう死にたい!」とか親に「死んでくれ!」と思っていたとき。
そのとき「幸せ」だったのは、
苦楽を共にする妹たちがいること、
いつも一生懸命支えてくれる夫がいること、
気にかけて愚痴を積極的に聞いてくださる介護関係者がいること、
癒しと切り替えの場を提供してくれる人がいること、
書きだしたら意外とあれもそうだな、もしかしてあんなこともそうだった!
と次々に思い出せること。
苦しくて悲しい辛いことは、原因がわかっている。
だから時間をかければ、手当していけば、きっとゆっくりとうすらいでいく。
幸せは、いつもそこにある。
気づいてくれるのを待っている。
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松元佳子
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