単純で複雑な高齢者参りというのは。
義父の病院に行く前に、義父のマンションに寄り、郵便物のチェックと義父に頼まれたものを準備する。これは前菜またはウォーミングアップみたいなもの(笑)
①入院中の義父の見舞いと洗濯
まずは休日の面会時間10時に合わせて義父の病室を訪ね、おしゃべりを聞いた後、病院内のコインランドリーに洗濯へ。
点滴と足元のふらつきで自分は行けないからと頼まれる。
洗濯と乾燥で120分と少々。
洗濯乾燥機の最後の1台が空いていてラッキー!
この2時間を利用して。
②義父の伯母の訪問
認知症の初期段階で、グループホームでの暮らしが窮屈でたまらないという伯母。
「牢屋と一緒だよ!」「早くここから出たい!」「早くここから出して!」
と毎回何度も何度も聞かされる(笑)
そんな伯母だけれど、いいところはある!
「お父さんたちは大丈夫なの?大変なのにわたしのところに来てくれてありがとう!」
と言ってくれる♡
そこで終われば気分がいいのだけれど、「お父さんたちが大変でもわたしのところにも必ず来てね!」というプレッシャーは忘れずに言う(笑)
<認知症あるある>
忘れて欲しいことは絶対に忘れない!
伯母が安心して満足するまではおしゃべり。
今日は「写真撮るよ~」って言うと、「それがカメラか!」「かわいく撮って!」と言いながら、わたしに頭をつけてくる伯母(笑)
「90でも女子!」
そして義父の病院に戻る。
これまた義父のおしゃべりを延々と聞く。
食事おわりになんとか間に合ったので、食欲などを確認できた。
食事中は義兄と義兄のお嫁さんのMさんとラインで競馬のやりとりを楽しんだそうだ!
隣で夫は興味なさそうにスマホをいじる(笑)
そんなことお構いなしな義父(笑)
1時間近く話を聞いた後洗濯物と義父の必需品の買い物に行くからと席を立つ。
戻ってきても、なかなかおしゃべりがとまらない。
夫が「腹減ったわ!」
ようやくお役御免。
遅い昼食は地元のラーメン店の唐揚げチャーハン定食。
なんと夫は天津飯定食を頼んでいた(笑)
「ラーメンじゃないんかーいっ!」(ツッコむよねwww)
その夫の頼んだ天津飯定食が興味深かった。
天津飯、うどん、キャベツとポテトのサラダ、ところてん
そのところてんをちょっと食べさせてもらったらすごく美味しかった♡
③認知症両親の施設
母がお風呂中だったので、父にハーモニカをふいてもらって待つ。
冬の童謡唱歌などをリクエストし歌う。
途中お風呂から戻った母も一緒に楽しむ。
母が精一杯口ずさもうとする歌がまだあることが嬉しい。
リズムに合わせて握った母の手を動かした。
夫のカメラのシャッター音に笑顔で振り向く母。
様々に反応してくれることが何より喜び。
この日は妹次女の夫の誕生日で、この場に居ないのに父が何度もハッピーバースデーの曲を吹いてお祝い。
後で父の気持ちを汲んで、妹次女に父の写真を送る♡
妹次女と彼女の夫が喜んでくれて、これまた嬉し!
1日あっという間。
移動時間も含めると、8時間。
夫の休日は終わった。
気持ちは単純だけれども、時間配分と満足度を高める工夫は複雑。
素で話しても、やっぱりどこか気を使っているのか、帰宅したらぐったり。
いつまで続くのやら(笑)
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松元佳子
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