わたしの場合、義父に限らず両親でも妹のときもそうでした。
通院付き添いをして深刻な病状説明を一緒に聞くというストレスは、想像するよりはるかに大きいという自覚がありませんでした。
「本人が一番つらい」というのは、よく言われるし、その通りだと思います。
けれど。
付き添いの家族だって、結構辛いです。
そして辛いということを、言い出しづらい。
介護もそうですよね。
介護される人が大変で辛い。
介護する家族は、介護しながら自分のことも考え整えなくてはならない。
自分だけの心配だけより、もっとずっと大変です。
真面目であればあるほどに。
人の気持ちがわかるほどに。
さらに。
付き添いして兄弟や親族にさらに説明しなければならないとき。
これもストレス。
さらに、次回の付き添いを頼まれたり、「あれもして!これもお願い!」と代わりに頼まれることがあります。
それが自分がしたい事でない場合、嫌で嫌でたまらないけれど、断れないとき。
「なんでわたしは嫌だと断れないのだろう!」と自分責めまで始めてしまい、さらに辛くなるという負のスパイラルに突入。
もしも1回断って、そのことで何もしない兄弟や親族に言いたい放題あることないこと噂されたり、陰口をたたかれていることに気づいてしまったときの、ダメージ。
鬱にまっしぐら。
でも。
そんな自分を誰が救えるだろう?
自分しかいないと思いませんか?
自分を救えるのは自分だけだと!
さて。
わたし自身のストレスが大きいことに気づいたわたし。
本当は、自分はどうしたいのか?したくないのか?
まわりがどうサポートしてくれたら満足なのか?
まわりのどんな態度が不満なのか?
まわりのどんな態度が不満なのか?
そういうことを、ひとつひとつみていきました。
義父はわたしの親ではありません。
大切な夫の親です。
ないがしろにする気はありません。
けれど、自分の親とは、まったく違うタイプ。
相容れないことはたくさんあります。
価値観も違うし、そのことで嫌だと思うことがたくさんあります。
だから。
自分のなにもかもを犠牲にして、尽くすことはできません。
そのつもりはありません。
冷静に義父の現状や事実を分析します。
そこに、わたしがやりたいこと、できることはあるのか?
自問自答。
後悔しない答えを導き出す。
そしてできることを気持ちよくする。
気持ちよくできる範囲というのは、とても大切。
愛情が憎しみにならないように。
明日義父が死ぬとして、どんなことをどうするればわたしは満足できるのか?
わたしが死ぬとき後悔しないのか?
そういうことを考える夜。
松元佳子
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