旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
旅のことばとは?
カードの16から32は[家族のことば]です。
認知症両親と家族に寄り添ってきたわたしのことばを綴ります。
【おもしろ化23】
何気ないひとことでも
盛り上げて返してみる。
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日々、一生懸命に介護に取り組んでいます。
そのとき
認知症や介護に関する話題が増えてくると、一緒に笑ったり会話を楽しんだりすることが少なくなりがちです。
そこで
相手が「楽しい」と思う気持ちを見つけ、その楽しさを広げるつもりで会話を明るく盛り上げます。
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・若年性アルツハイマーだった母
・脳血管性認知症を発症した父
介護する方もされる方も一緒に感じることを楽しむ。
日常生活には五感を使って感じとることがたくさんあります。
それを共に楽しむこと。
喜怒哀楽の「怒り」や「哀しみ」を笑い話やコントにできないか見方受け取り方をいつもと変えてみる(笑)
というのは。
真面目に考えて取り組むから苦しくなる。
ポジティブになろうとしすぎるから逆にネガティブキャンペーンになってしまう。
よくよく日常を振り返ってみると、そういうところがあると思うんです。
わたしはありありでした(笑)
気持ちをポジティブでもネガティブでもなく真ん中にして、「今の状態をおもしろく表現できないかな?」と。
例えば、食べこぼししてしまったという事実は、観察して記憶する。
最初の頃は、食べこぼしたことを怒ってしまうこともある。
慣れてくると、いつものことだと思ってしまう。
そこでとまると会話になりません。
食べこぼしという行為を面白く表現できないかな?と思うと会話になります。
よくあるアレです。
「食べ物の鮮度が良すぎて生きてる!」
つまり
「生きがいいね!」
や
「まだ生きてたね!」
でクスッとなればオッケー(笑)
ウケなくてすべってしまっても「あははははは!」とひとり爆笑して繰り返しているうちに、相手が負けて「クスッ」となること請け合いです。
笑うことを我慢するのは意外と難しいから!
「おもしろ化」の効果は、おもしろくなくても笑っているうちに、些細なこともおもしろいと感度があがること。
その上、眉間のしわが目じりの笑いじわになって、人相が良くなり幸運体質に!
お互いの表情が明るくなると、ちょっと幸せだと思いませんか?
これは言い過ぎかしら(笑)
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松元佳子
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