夕方、夫とリラックスしてぼんやりテレビを眺めていた。
地元テレビ局MBC南日本放送「昭和のふるさと」月~金 18:55~19:00 という番組。
MBC秘蔵★お宝映像が流れるこの番組は、なんとなく見てしまう。
今週は、「十島村ふるさとウィーク」を実施しているとのこと。
十島村というと、父が赴任していた平島を思い出す。
懐かしい。
 
父がトカラ列島平島に赴任したのは、昭和61年。
今日の番組は「昭和61年(1986)新任先生赴任(平島)」。
もしや?
「あ!お父さん!あ!お母さん!!!」
スマホに夢中な夫をゆする。
夫「若いな~~~!お父さんもお母さんも!」
 
鹿児島港の埠頭で新任の先生たちとともに、両親も見送られる側に整列していた。
たくさんの関係者や保護者に囲まれている赴任する先生やその家族。
村営船としまの出航時間は午後10時。
あのときわたしと妹たちは遠目にその様子を見ていた。
 
一瞬であの時の自分を思い出す。
両親が居ない自宅に三姉妹だけで過ごす新学期のはじまり。
期待と不安でわくわくそわそわしていた。
新学期を母抜きで迎える不安。
三姉妹で自由に生活できる期待。
 
夜の海に出航する船を見送るのは、わけもなく切なかった。
船のデッキや埠頭には横断幕が並び、たくさんの紙テープが船から埠頭の見送る私たちとつながっていて、船が動くにつれてテープがのび切れてゆく。
ゆっくりゆっくり陸から離れる船。
暗闇に静かに消えていく船。
その圧倒的なシーンに、ほんのちょっとの「いってらっしゃい!」のはずが、なんとなく永遠の別れのようなおセンチな気分になって恐ろしくなった。
 
父が単身赴任していた期間、母は毎月1週間から2週間を島で過ごした。
村営の定期船は、週2往復くらいだったと記憶している。
その間1万円の生活費雑費を渡され、あとは自由。
大学受験を控えた高校三年生のわたしと高校受験を控えた中学三年の妹次女、中学二年の妹三女。
よくそんな娘三人を残して、父の島に毎月母は行ったよな~と不思議に思う。
 
赴任先の歓迎会の様子を見ると、母は緊張で固まっているように見えた。
父はいつものように調子がいい。
この後、両親に過酷な日々がやってくるとは知るよしもない。
そう、確かにあの日々があった。
 
映像が残っているというのは、すごい。
不意打ちだったけれど、見ることができてよかった。
ありがとうMBCのみなさま♡
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【イベント出展のお知らせ】
11月17日(土)11:30~19:00
天文館ルミエル-Lumiere-2階
鹿児島市東千石町17-3
 
イベント
「好きをカタチにする達人ミニフェスト@カゴシマ」
に「アクティブ・カラーセラピー」で出展します。
アクティブ・カラーセラピーの受付時間は、11:30~15:40です。
①11:40~
②12:40~
③13:40~
④14:40~
⑤15:40~
 
お名前、メールアドレス、題名「11/17鹿児島アクティブ・カラーセラピー」、メッセージ欄にご予約希望番号と時間、セラピーについてのご要望
ご質問などをご記入ください。
 
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松元佳子
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