旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
旅のことばとは?
 
カードの16から32は[家族のことば]です。
認知症両親と家族に寄り添ってきたわたしのことばを綴ります。
 
【三種のつながり19】
医・介・友、三つの相談先。
 
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介護にかかわる生活がはじまり、いろいろな問題や悩みが出てくるようになりました。
そのとき
専門的なことから生活のことまで、いろいろな種類の問題・悩みが生じるので、そのすべての相談ができる人を探しても、見つかりません。
そこで
医療の相談、介護の相談、悩みの相談、というように相談の種類に合わせて、それぞれに信頼できる相談先をつくります。
本文ここまで~~~~~~~~
 
若年性アルツハイマーだった母と脳血管性認知症を発症した父
 
認知症両親の介護では、信じられないくらいいろいろな問題や悩みが次から次へと出てくるのはごくふつうのこと。
だから問題や悩みがあるのを嘆く必要はありません。嘆く時間はもったいない(笑)
すべての相談ができる人がひとりでもいたら理想的ですが、残念ながらそんなことはまずありません。
それくらいいろいろな問題や悩みが出てきて、専門性を問われることが多いのです。
 
そこで、三種のつながりを基本にしてさらなる専門的な相談先をつくっていくことが重要です。
若年性アルツハイマーの母の介護では、最初の10年は相談先がひとりも見つかりませんでした。
ところが現在は介護保険制度が充実し、様々な相談先を見つけやすくなりました。
パソコンやスマートフォンで簡単にわからないことを検索でき、いくつもの相談先の候補を見つけることは簡単です。
とくに公的機関、厚生労働省、都道府県、市町村の医療介護に関するページは充実してきているので、まずはそこで確認することをおすすめします。それから、民間などのページを検索するといいでしょう。
現在のわたしには、たくさんの相談先があります。
医は7人、介は4人、友は8人。
いずれも信頼でき、専門性が高く、前向きで具体的なアドバイスをしていただける方々です。
 
そこで気をつけたいのは、相談相手は慎重にえらびましょうということです。
なぜなら、相談相手との相性は最も重要です。方向性や相性が合わない相談相手だと余計に問題や悩みが増え、問題解決どころか、問題が山積みになるから。そしてその影響をもろにうけるのは、本人と家族。ちょっとしたことで症状が変化し、それに振り回される本人や家族の負担は想像以上に大きい。私たち家族は、何度も何度も振り回され、嫌な思いもたくさんしてきました。だからこそ、ここは大きな声で訴えたいポイントです。
 
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松元佳子
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