「台風」=「怖い」イメージがあります。
子どもの頃、接近する台風を前に祖父の家で過ごした夏休みを思い出します。
家の雨戸が台風の風で飛んだり家の中に入ってこないように家族みんなで押さえたりしたという話を聞いたからかもしれません。
轟轟と恐ろしい風の荒れ狂う音は耳を塞いでもなお聞こえてきたからかもしれません。
 
祖父は、農業をしており自然災害にはとくに敏感でした。
わたしの台風の備えや自然災害への意識は、祖父に大きな影響を受けています。
「備え」がいかに大事か事細かに見せてくれた祖父。
 
言葉で教えてもらうというより、祖父の後ろをついて回ってからだで覚え、時々質問をして理由を教えてもらいました。
 
祖父がしていたこと。
・ラジオの気象情報から天気図を書き進路予想をみながら前後の対策
基本の情報収集
・地形がもたらす影響
昔からその土地に伝わる災害の規模や影響
・風向きによる対策
どの風向きにどのような対策をすれば効果的か?
・雨への備え
豪雨となった場合考えられること
浸水、土砂崩れ、家屋の倒壊
・災害後の動き方
停電など復旧にかかるだいたいの日数(過去の経験や正しい情報収集)
飲料水の確保
 
このようなことを時間をかけて丁寧に確実に進めていました。
「家族を守る」祖父の豊かな愛情を感じました。
そんな祖父に守られたからこそ、自分も家族を守れるよう賢く強く丁寧でありたいと願っているわたし。
ああ~そうだったんだ!
(書きながら今気づきました・笑)
ホッ(笑)
 
さて、台風や自然災害。
最悪も想定してその前、その時、その後、どう動くのか?
それが大事。
自然災害、どうにもならない部分もありますが、減災するための努力はいくらでもある。
 
おじいちゃん、ありがとう!
昨日今日と安全なうちに対策をすませるという基本を守って、あとは天におまかせです。
どうか今回の台風の影響が少なくすみますように。
 
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松元佳子
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