旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
旅のことばとは?
【よい先輩との出会い10】
自分より前を歩いている人から学ぶ。
本来なら父や母それぞれのことばを綴るものですが、父や母を見守ってきて感じたわたしのことばとして書き記してみます。
・若年性アルツハイマーだった母
母が若年性アルツハイマーを発症した25年前、若年性アルツハイマーという病気をしりませんでした。
認知症ということばも存在しませんでした。
まったくの手探り。
まず保健所の自由相談日を調べて、相談に行きました。
なんの手ごたえもありませんでした。
世間の誰もが認知症に関心がなかったのです。
わたしたち家族は、よい先輩は見つけられず、出会いもなく、絶望していた時期が長くありました。
・脳血管性認知症を発症した父
父が脳血管性認知症だとわかったころ、世間では認知症に対する周知がすすみつつありました。
また我が家は母の若年性アルツハイマーと家族が向き合ってきていたので、認知症の人にどうやって接すればいいのか、実践から学んできました。
でも、頭で理解していても、自分の親への対応は、本当に難しいのです。
親に対する感情が日々の生活での対応をスムーズにすることを拒むことが多いのです。
そういうことを知っているから、逆に良かったこともあります。
認知症とともにより良く生きている先輩は、素晴らしく尊敬します。
身近にいなければ探してでも話を聞くことが大切です。
そうすれば私や私の家族のように人生を遠回りしたり無駄な時間を過ごすことがなくなると知っているからです。
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松元佳子
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