旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
 
【できることリスト6】
できないことばかりに目を奪われない。
 
旅のことばカード」の2から15までは、[本人]の旅のことばです。
本来なら父や母それぞれのことばを綴るものですが、父や母を見守ってきて感じたわたしのことばとして書き記してみます。
 
明るく過ごそうと思っても、どうも元気ができません。
 
・若年性アルツハイマーだった母
この先への不安やおそれで、病気の症状を受け入れることができないまま、10年以上を無為に過ごしてしまいました。
その間。
母のできなくなることを指摘することをやめ、出来ることを長くやってもらえるようにさりげなくサポートすることにしました。
母がひとりではできないけれど、誰かが一緒にすればできることはなるべく時間をかけて一緒にするようにしました。
そうすると。
母は嬉しそうに笑顔を見せてくれるようになりました。
 
・脳血管性認知症を発症した父
不安やおそれによって、気持ちが落ち込まないよう、忘れそうなことをチェックリストで確認するようにしました。
チェックリストは、父の症状の進行に合わせて変化させました。
また父自身はノートや日記にスケジュールを書いたり、会った人ややったことなどを記入するようになりました。
できないとなげくより、できるようにやってゆくことに重点をおいて生活できていたように思います。
そうすることで、できることがたくさんあることを確認できました。
 
このことから、わたしも本人も家族もやみくもに不安やおそれで落ち込まなくていいことを知りました。むしろ不安や怖れをネタにできるくらい精神的に成長したいという貪欲さも出てきました。
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松元佳子
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