在宅介護時代を振り返ると忘れていたことをあれこれ思い出すので、ブログに書き残しておこうシリーズ。
2011年7月(7年前)の日記より「母の排泄ケア失敗から学んだこと」
~~~ここから~~~
母の排泄のサインがわかりにくくなってきたことや、父と2人の時間やヘルパーさんとの時間の母の周辺症状状態悪化を考えると、勉強したことを復習したり新たな知識を求めなくてはと思う。
それに加えて母のデイのスタッフさんに、母の排泄のサインがわかりにくくなってきたこと、ヘルパーさんに対する母の暴言、食事時の様子と食事介助などを相談した。
母の通うデイサービスは認知症専門。
デイサービスでは、なるべく今の機能を失わないで最後の日まで家族とともに生活できるよう、さまざまな対応をしてくださる。
デイサービスでは、なるべく今の機能を失わないで最後の日まで家族とともに生活できるよう、さまざまな対応をしてくださる。
今回は母のデイサービスでの行動や様子を教えて頂き、家での行動と比較したりして、どこが違うのか、その原因は何か、それを取り除く方法はどんなものがあるのか、をアドバイスいただく。
介護していると、日常生活をできるだけスムーズにと思いながら、
・自分のやり方、父のやり方、妹のやり方と家族それぞれのやり方がある
・症状は徐々に進んでいるのに、介助はこれまでとあまり変わらない
・介護する側にストレスが多くかかるようになった
・生活に流されて、調べて学んでより快適に暮らす、という視点を忘れてしまう
自分のストレスや問題を解決するには、専門家に専門知識を教えて頂くのが一番の近道。
病気はお医者様、ケアはデイのスタッフに聞く。
それに加えて、本・ネットなども積極的に活用し、使える知識を増やす。
学ぶことは、よりよく生きる一番大切なことだと考えます。
病気はお医者様、ケアはデイのスタッフに聞く。
それに加えて、本・ネットなども積極的に活用し、使える知識を増やす。
学ぶことは、よりよく生きる一番大切なことだと考えます。
排泄のサインがわかりにくくなったことに関して
<事実>
自宅での母の失禁が増えた
<状況>
<状況>
父と母で過ごす夜から朝の時間帯は失禁(おむつ着用)がほとんど。
<理由>
・父が母のトイレサインに気がつかない
・父がトイレ介助をやりたくない
・父は母のトイレサインに気づいても間に合わないこと(父の持病の後遺症で動きが鈍いため)
~~~ここまで~~~
なんとも中途半端で終わっている日記だった。
当時私は、往復6時間弱をかけて実家に週2~4の割合で通っていた。
両親にとって認知症の症状や持病の症状が進行しつつあり、実家近くに引っ越すことを考え動いていた時期。
私自身は、父が母の介護をまだまだ出来ると判断していたけれども、この後急激に両親にさまざまな変化が起こる。
排せつ行為が自分でできるかできないかは、介護する家族にとって大きな転機。
介護される両親も介護する私たち姉妹も精神的に参った。
デイサービスで担当者や責任者に相談して、ようやく事実、状況、理由をはっきりさせ、対策を具体的に家族で向き合うことができるようになった。その上で排泄ケアについて勉強、情報収集し、母への対応ややり方を統一したり、家族それぞれの工夫などの意見交換を頻繁にするようにした。
認知症介護では、家族間のコミュニケーションが肝心。
それは、母が日常生活で混乱し不安にならないよう配慮するため。
母が安定した精神状態であれば、アルツハイマーの周辺症状は起きにくい。
そうすれば、一緒に暮らす家族のストレスも少なくてすむ。
そういうからくりだ。
この一件以降、両親に関わる医療介護関係者への報告、連絡、相談から家族間(父、三姉妹)で事実、状況、理由、対策などのコミュニケーションを細やかにするようになったと思う。
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松元佳子
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