認知症両親の介護で、とくに初期から中期にかけて「切羽詰まった!」という場面ばかりやってきました。よくもまぁ次々に、信じられない困難が襲ってくる!
その時どうやって乗り越えてきたのか?ということを改めて検証。
その結果、切羽詰まったら「無意識を意識する」とヒントが見つかるということを確認。
 
無意識を意識するとは?
無意識にできることは、意識してやらなくてもできること。
その意識してやらなくてもできることを、意識して分解していく。
 
極端な例
「ご飯の食べ方」
普通の人なら、
「ご飯食べてね~!」
といえば、ご飯を食べることができます。
これは無意識ですよね。
これを意識しなければできないし、意識してもできないのが、私の母のような重度の認知症の方々。
「ご飯」とは何か?
「食べる」とは何か?
これらを意識することから始めるということ。
 
健常者なら「歩く」は無意識です。
しかし、膝が痛かったり、腰が痛かったりとからだのどこかに痛みが出てくると、「歩く」ということがからだにとって大仕事であることを意識しはじめます。
 
認知症の介護では、介護される人の「できない」にフォーカスするのですが、ただ「できない」という無意識ではなく、「できない」を細かく分類し、ひとつひとつを意識していくことから始めるのです。
あなたの無意識を介護される人の意識にピントを合わせて分解していくと、切羽詰まったことのヒントが見えてきます。
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松元佳子
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