しばらくお休みしていたこのシリーズ。
義父が右上腕骨骨折が原因。
骨折が完治するまで運転は不可能と家族が強く主張し、やむなく本人も同意している状況です。
なぜなら骨折の痛みがひどく痛み止めを飲むことも多いため。
 
骨折の原因も運転免許証返上と同じ理由。
緑内障の悪化による視野欠損。
失明寸前の状況を様々な治療で現状維持を持続中。
この非常に「有り難い」状況を義父は「当たり前」だと勘違いしているのが実態です。
 
右目と左目の見えない部分が異なるので、補い合って見えている状況。
しかし、中心より下の部分は見えていません。
だから階段を踏み外し顔面と肩から着地。
それで車があると運転するから、私の実家の駐車場の空きスペースに義父のマイカーを移動させていました。義父がリハビリに通うときは歩きかタクシーを使うよう説得。ところが、タクシーを使わない義父。歩くの大嫌いな人なのに!
その理由。
①近すぎてかっこ悪い(自意識過剰)
②近すぎて迷惑に違いない(思い込み)
③どこのタクシー会社に頼むのが自分に有利かわからない(何かがずれている)
④介護タクシーを頼みたいが介護認定を受けていないから断られた。だから頼みづらい。(もはや意味不明)
どの理由も控えめな(?!)高齢者にありがち。
しかし高齢者の控え目な態度こそ、危険な事件事故につながる。
ということで。
①②は問題がないと私と父の実績を話し理解してもらう。
③その場でタクシー会社を検索し、義父のiPhoneに登録する。その後電話し、リハビリの日は毎日予約を義父自身でしてもらう。
④意味不明ないいわけだったので詳しく話を聞き、義父の主張は理論破たんしていることを優しく教える。
 
義父の尊厳を守るという課題への対処の実例。
・義父の話を否定しない会話
 「それはダメ」と言わず、「それよりもこちらの方がいいと思いますがどうですか?」と提案。
・自立を助ける
 義父のやり方がまずくても出来ているなら、とりあえず褒める。「さすがです!お義父さん!」
・依存させない
 義父が面倒くさがったり、やって欲しいと言っても、義父自身にやってもらうようちょっとだけ手助け。「じゃあ、一緒にやりますか?」
・出来なくなることがある一方で出来ることを意識するよう促す
 例)「運転しないで歩くようになって、健康的になりましたよね?昔のお義父さんだったらあり得ない距離を歩いてますよね~~~!スゴイ!」
 
このように書くと「あなただからできるのよ~。私には無理。」とよく言われますが。
その「私には無理。」発言があなたの幸福度を下げる言葉と気づいてくださいね。
わたしだってコツコツと徐々に積み重ね頑張ってこういうことを言えるようになってきたのです。
とにかく努力してきた。
相手(義父)にばかり努力を強いて自分は言うだけで何とかなるなんて都合のいい話はありませんよ~!
 
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松元佳子
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