両親とのお花見。
施設の園長におすすめされお花見しました。
申し分ない咲きっぷりです。
最近あまり歩いていないのか、
母の足取りは重く、
感覚がかなり鈍っています。
 
手を引くように手の感覚で促すという
やり方が通用しなくなっていました。
階段の上り下りもできていたのが、
まったくできなくなっており、
小さな段差たった数センチもないのに、
立往生。
 
これまでのいろいろを試してみましたが、
どれも認識できなくなっていました。
 
いろいろなことができなくなるのは、
介助する側の
できないという思い込みや、
危険だからさせない、
時間に余裕がないからやらない、
そういういくつもの要因が重なっているなと
改めて実感しました。
 
足腰が弱ってきた母は、
表情もうつろで、
目に力がなく、
なんだかいろいろなことを諦めているのだな、
と感じます。
 
それでも、
この段差を足をあげて上がるというのを、
母と一緒に結構長い時間チャレンジしました。
できなかったけれども、
母は一生懸命、
私に付き合ってくれているんだな!
と伝わってきました。
 
さて両親をふたりだけにしようとしましたが、
母が不穏。
 
自分が何をしているのか
理解不能で不安な様子です。
顔つきが険しく
ちょっとイラッとしています。
父が母に話しかけても知らんぷり。
誰かがしゃべっていると、
その方向を見るのは、
両親とも同じ。
 
 
一生懸命妹次女と母に話しかけて
ようやく自分の状況が理解出来たら、
目元に笑いが浮かんでにこやかに。
 
このときおしゃべりすると、
母もわたしたちの話を理解できるので、
言葉をたくさん発してくれます。
ときどき頓珍漢ですが(笑)
 
お花見は両親の現在の能力の観察など、
細心の注意を払い、
変化をチェックしたので、
お互いすっかり疲れ切ってしまいました(笑)
 
来年、両親とお花見はできるでしょうか?
新しい季節を迎えるたび、
両親と過ごす時間に感謝できる今に感謝が湧くのでした。
少々ややこしくてすみません(笑)
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松元佳子
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