ストレスは避けたいもの。
特に認知症介護では。
けれども、
それは事実で変えようがない。
ならば、
介護ストレスをエネルギーの糧にしよう。
前向きに進む道を選ぼう。
ストレスまみれで逃れたい逃れようとしても、
更なるストレスを呼び込むばかりの認知症介護の過酷さ。
ならば、エネルギーに変えて、より良く心地よさを生み出す努力をする。
わたしのストレスが減るということは、
認知症両親のストレスも減ることだと信じて。
お互いストレスを与えあうのではなく、
ストレスをよろこびのエネルギーまで変えていく。
何か出来ることはないか?
探して挑戦し、
小さな成功体験を積み重ね、
ストレスをよろこびに変換していく。
私自身にかかった最大のストレスは、
若年性アルツハイマーを発症した母や
そのことを認められない父や妹三女との
コミュニケーションが取れなかった10数年。
と。
両親が自宅で二人暮らしになり、
わたしたち夫婦がすぐ近所に引越、
認知症が進んで夜の二人の失禁で、
ほんの数時間で部屋中に悪臭が充満し、
大小便が寝室居間台所廊下便所に沼のように出現し、
掃除洗濯除菌臭い取りで一日があっという間に過ぎていった日々。
でもそんな両親に妹三女に現実を理解してもらい、
病気の進行をなんとかくいとめるために
とにかく何かしたいと願って、
コミュニケーションと病気について勉強。
勉強したことを実践し失敗ばかりしながら、
それでも自分たち家族にあう方法を探求。
結局、たどり着いたのは受動的なコミュニケーション
・待つ
・委ねる
・信じる
・任せる
・力を抜く
・手放す
それは、
自分自身のストレス=こころが痛むことに焦点を合わせ自分のできなさ加減をジャッジし叩きのめすのをやめること。
自分も相手も上記のことが土台になくして
前向きなコミュニケーションをとることはできない、
ということを実体験で学んだ。
人間はストレスから逃れられないもの。
だから、介護で受けたストレスは私自身を成長させるためのエネルギーへ変換。
それは現在、とても良好な関係作りに役立っている。
コミュニケーションが取れないストレスは格段に減った。
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松元佳子
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