自分にとっての理想の老後や介護を思い描いたことがあるでしょうか?
私の両親の場合、自分にとっての理想の老後や介護を思い描く間もなく、介護の現実を突きつけられて、ジタバタ苦しいだけの日々を無駄に過ごしてしまったのだと思います。
5人家族3姉妹の長女の私の立場では。
若年性アルツハイマーの症状で変わっていく母や、その事実を受け入れられない父や妹たち、母に病院受診をすすめるためにまずは家族から説得しなければならないというジレンマ。
必死で母の症状から病気を特定し、それについて勉強し、相談する場所を探し、相談する。
家族での意見の対立。
親族から状況を知りもしないで責められる。
などなど、孤独にただ一人で立ち向かわなければならなかった20数年前でした。
この経験から。
親自身や自分自身が老後に対して様々なこころの準備をしておくことはとても大切なことだと今の私は思っています。
終活に真剣に取り組むこと。
20代のとき、終活ということを知っていたらと思います。
終活という言葉がなかった20代。
認知症という言葉もなかった20代。
私にとっての終活は、未来に夢をみることです。
夢をみるときに、
ポジティブなことを考えれば考えるほど、
ネガティブなことに対しての備えができていくと思うのです。
もしも認知症になったら、施設に入りたい!
で、終わるのではなく。
どんな施設に入って、
どんな人と交流して、
どんな風に誰と時間を過ごして、
どういう風に死ぬのが理想か?
事細かく考えていくこと。
それができているだけで、
今を楽しむことがどれだけ素晴らしいことか!
不要な怖れを持たず、
不安や心配なくのびのびとすごせるのではないか?
私の父は、自分の死を考えるのさえ恐ろしいという刹那的な人。
今が楽しければ人に迷惑をかけようがかけまいが知ったことではない。
母は、将来を考えていたのかもしれないけれど、それを口に出す間もなく病魔にやられてしまった。
母の様子からそれを想像するしかない。
それは母の望む今なのだろうか?
両親がこういう人だから、
わたしは常に自問自答。
正解のない答えを求めて。
これって結構苦しい。
知らず知らず両親のことも妹たちのことも、背負ってしまった。
背負ってしまったのは、育った環境と自分の思い込みが原因。
そこを自分で理解できている現在は、背負ったものもポンと降ろせる。
というわけで。
自分にとっての理想の老後や介護っていうのは、
ノートに書くなり、家族に話すなり、しておきましょう!
まずは、自分。
そこで、親の介護が必要になったとき、
自分が親にどうかかわりたいのか?かかわりたくないのか?そのために何をするのか?が見えてくると思います。
それがわかれば、心配や不安や怖れで無駄に振り回されたり、悩んだりすることは最小限で済むのです。
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