問 義父の通院付き添いは必要か否か？
答 真剣に話を聞ける人が付き添うことが好ましい。それが私（笑）
理由
義父が思い込みが激しく、ポジティブな話しか覚えていないなどということが、危ういことだと認識したから。
何が危ういかというと、看護師や医師の話を正確に理解して客観的に判断できないから。
例えば、症状の改善に手術が必要だと言われたら、その理由は覚えておらず、手術が必要だという言葉だけを自分に都合よく解釈し信じきっているから。その話を兄弟や息子たちにしゃべりまくり、記憶を書き換える。手術が必要な理由が不安や恐れにつながるとき、手術さえすれば元通りにいやそれ以上に良くなるから手術しなければならないと思い込んで安心する、というパターンが記憶の書き換えと推測される。
この記憶の書き換えの理由が正確であれば問題ない。けれども義父の場合、的外れ。事実に反する。だから危うい。
ところで。
義父のことをどのくらい大切に思っているかどうかというのは、この自己基準を決めるための指標になる。
わたしが心底義父のことを「どうでもいい」と思っているなら、選択は「付き添わない」。
なぜこのようなことを書くのかというと、自分と家族親族との境界線の線引きをしないで、
「世間体を気にして親（例えば義父）のことをどうするか？」
「親に悪いから、兄弟に悪いから、子に悪いから」
と考えて苦しんでいる人が多いから。
大切なのは「自分がこの人（義父）との関係をどうしたいか？」。
わたしの場合は、「私が死ぬときに義父との関係で後悔することはないか？」という問いに、私が出来るだけのことをして、そのことで義父や周りの人がちょっとでも気楽に過ごせたらいいし、そのことが私のしあわせだと感じるから、その時々重要な局面では親密に関わる、と答えが出た。
一旦決めたこの答えも、「もしも私の体調が悪かったら～」という「もしも○○」が私の人生にとって優先事項ならば、「付き添う」から「付き添わない」に代わる。
もちろん「その代わりできることはする」という条件付きに変更。
通院付き添いも介護も「しなければならない」ことではない。
けれど、「できるならしたほうがよい」と私は思う。
それは、他人と関わるより、親と本音で対峙した方が自分のことがよくわかるから。
危険な親もいるので、そういう方は対峙して結果がつかめたら、さっさと避難してください。
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