あんなに一日中テレビを見て、健康番組が好きで、健康に注意してるはずの(あくまではずの)義父。
眼科医が「緑内障です」と細かく説明したそのあとに、「緑内障って白内障がひどくなった病気かと思ったんですけど違うんですね」って堂々と言っていました(驚愕!)これまで10年以上に及ぶ眼科通院歴からは想像できないショッキングなお知らせでした(自己比)
これは年齢によるボケなのか、そもそもそういう人間性なのか、微妙にわかりません。
なにせ人の話を聞かないので。
この時先生の話の自分にとって都合のいいとこどりで2割程度しか理解していません。自分のことなのに。失明するかもしれないのに。無駄にいいとこどりのポジティブ(悲哀)
ということで、ざっくり説明しますと。
白内障は、黒目部分のレンズの濁りで視力が落ちるので、レンズを交換すれば視力は戻ります。
緑内障は、視神経の衰えが原因なのでほおっておけば失明します。なので、治療法といっても、現状維持か進行を緩やかにすることしかできません。そうして緑内障では眼圧のコントロールが治療の主軸のようです。
眼圧が高い→視神経を圧迫する→視神経が死滅→失明
これは本当にざっくりした説明ですので、詳しくは日本眼科学会:目の病気のページをご覧ください。
さて、その義父。
緑内障が白内障なみに治る病気だと最近まで勘違いしていて、手術を受ける段取りになっていました。その時、叔母(義父の)入院で介護のために関西からここ鹿児島にやってきたのです。そうしてこの病気を私が初めて知ることととなりました。それまで、家族のだれも義父の目のことについて知らなかったのです。ただ年相応の視野狭窄くらいにしか考えていないかったのが私と相方でそろそろ運転免許を返上してもらわないと~くらいでした。
それで、今回の通院付き添いでまた手術の話になったのですが、手術をしたら運転すると言い出す義父。「えぇっ!先生の話聞いてたよね?!」私思わず椅子から落ちそうになりました(汗)義父の話の理解度2割を肝に銘じた今回(笑)
一事が万事この調子。先生が話す「治る」「見込みがある」などポジティブな単語を自分の都合のいい方向に曲解して思い込むその思い込み度はコメディー映画の主人公。客観的には面白いんですが、いやいや下手したら失明ですよ?というシビアな現実があるわけで。
先生に対して確認する点がぶれてるしずれてるので、そこを適当に無視して先生に聞きたいこと、例えば手術のリスク、した場合としなかった場合の失明までのリスク毎の年数を聞けたときは正直ホッとしました。傷つきやすい義父頓珍漢な義父を煙に巻きながら事実を聞くのはなんとも難しい。ある意味せつない。
その時に緑内障の進行を早める(失明)リスクに無呼吸症候群が50%くらいあるというのを聞きました。そしてここでいきなり義父が「私はそれですよ!家族にいわれたことがあります」と言い出し。ところが、病院を受診して治療してもらったわけではない、と先生が義父に質問したときに判明。あとはご想像にお任せします。はい。
今日の病院は義父が鹿児島に来て実は2件目の病院。1か所目の病院でなんとかなると思っていたのにならなかったのです。それには理由がありました。眼科医といっても得意分野があり苦手分野もある。眼科内でも病気によってさらに専門医に分かれるそうなのです。義父の付き添いのために事前に病気について下調べした時点で私も驚いたのですが、今日先生から直接聞いた話によれば緑内障といっても100種類以上あるそうなのです。ぎょぎょぎょ!そうして日夜病気と患者と研究に向き合う先生は1日24時間じゃとても足りない。緑内障についての講演など啓蒙活動もするがなかなか理解が広まらないとおっしゃっていました。義父に、白内障がひどいのが緑内障だと思ってたなんて言われて先生もさぞかしがっかりされたことでしょう(悲哀)
こうして義父の通院に付き添うという任務は更にハードルがあがっていくのでした。
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