自宅介護をしていたとき、
右足の麻痺のある父も気が向けば、
元気な母とは気候のいい季節にはよく、
近所を手を繋いで散歩していました。
散歩をするときの声掛けで、
両親の五感を刺激し、
認知機能の活性化や維持とともに、
ストレス解消にもなっていたと、
振り返ってみると思えます。
散歩のために気をつけたいこと
五感=視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚を刺激する声掛け(おしゃべり)をしながら歩く。
・上下左右を順に見渡すように促す声掛け
→目で見ること=視覚
・空気感(温度や湿度)、日差し、風の様子をきいたり、表現する声掛け
→肌で感じること=触覚
・道路や歩道、車道の状態についての声掛け
→足で感じる、凸凹やちょっとした勾配、階段の上下で感じる体の感覚についての声掛け
・車の走り去る音、野鳥の声、強い風の音などの声掛け
→耳に聞こえること=聴覚
・花の香り、雨の後の木々や土の匂い、おかずの匂い
→鼻で感じるにおい=嗅覚
・季節の果物や旬の野菜、料理などの雑談
→食べ物を連想させること=味覚
意識しておしゃべりすることで会話に困ることもなく、
好きな五感それぞれの話で盛り上がることができて、
楽しく面白いひとときになると思います。
これは動くのが大変な方にも、
窓の外の景色や
食事の食材や
テレビやラジオや
そんなところから話題を広げていけるので、
想像力を働かせてみてはいかがでしょう?!
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松元佳子
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