血のつながりを感じる一日でした。

私自身、血縁関係というのは面倒だなと思いますが、

大切にしています。

濃い間柄だからこそ、

面倒も多いし、有り難いことも多い、

そう思います。

 

今日は、父の母=祖母の命日でした。

7回忌くらいまでは、毎年祖母の命日に、

祖母の大好きだったお寺の住職やご子息の副住職に

お経をあげてもらえたらなぁと思っていて。

そのことを父の兄弟姉妹に話したことはないのですが。

まぁ血のつながりからなんとかなるのではないか?

全く根拠のない自信のようなものがありました。

 

そもそも長男で家の跡継ぎである父が、

その妻である母が取り仕切るべき法要です。

が、二人とも認知症で、

跡継ぎがいないとなると、

責任感だけは重く重く躾けられた三姉妹の長女、

責任を感じるわけです。

 

父は5人兄弟姉妹ですが、

地元にいるのは4番目の妹(私から見て叔母)のみ。

その叔母は夫は高次脳機能障害などで入院中、

義母は超高齢、本人も入退院して間もない、

などあり、

私一人で祖母の法要なんてできないなぁと

思っていました。

私の妹たちもそれぞれ介護などで忙しく、

かといって養子でもないのにいつも

私の両親関係に付き合ってくれる夫を

巻き込みたくないと思うわけで。

 

が、前日、当日とあれこれあり。

今朝は、いとこ(叔母の三男)が叔母と共に、

私を迎えに田舎から来てくれて、

さらに田舎のお寺に出向くという荒業で、

叔母といとこと私の3人で、

祖母の命日の供養ができました。

 

祖母の大好きだったお寺の先生=住職と

住職のご子息の副住職と、

供養後におしゃべり。

楽しいひとときとなり、

祖母も嬉しかったに違いない、

そんな時間を過ごしました。

 

その後、父の実家の仏壇にお参り。

遅いランチを3人で済ませた後、

両親の暮らす施設へ。

 

両親の笑顔に叔母もいとこも

楽しそうに嬉しそうにしゃべってくれて。

両親がいつも以上に嬉しそうに、

しっかりと受け答えしていて、

二人もそれに感動してくれるという、

願ったり叶ったりな光景。

 

叔母やいとことわたしは、

介護でそれぞれ苦労しているというのもあるし、

介護あるあるでもりあがれるので、

そこも話があって嬉しいところ。

 

祖母や祖父に見守られているかのような一日。

こころ穏やかで充実した時間を過ごすことが

できたのでした。

 

話し上手で聞き上手な住職と副住職のいらっしゃるお寺の

安心感や充足感はなんともいえないもの。

心のよりどころというのは、

場所より人なんだなと改めて思い、

有り難いなぁと。

 

人と人のつながりをつなげることは素敵。

わたしも人と人をつなげていけるような行動を

していきたい。

そして、このままでも大丈夫、なにがあっても大丈夫と

いえるあり方でいたいと思ったのでした。

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