櫻木よしこさんの”読まれるブログ”の
書き方講座に参加しました。
その時のワークショップで
他の参加者に頂いた
私の介護に関する共通の質問が
「親との向き合い方を教えて」
でした。
 
想定外のざっくりとした質問で
話せば長くなるやつ。
とはいえ、ざっくり簡単に答えを
考えてみると。
 
親と自分の考え方や意見が合わない
部分に向き合う。

親の一生の経歴を理解する。
自分の心の奥底の声を聞く。
お互いの違いを事実として把握する。
 
なぜなら、
合わないことは合わないし、
自分の思いと違うことは、
しようとしてもできないから。
 
合わないことは
相手の育ちや環境で仕方なかったんだ
と受け入れられれば、
気が楽になる。
そしてそのことは子の自分の責任ではない。
親自身の問題ということがほとんど。
 
単純なことです。
難しく考えすぎて
自分や相手に条件を求めすぎると
(条件:お金や時間や仕事や家事のねばならない)
向き合えません。
 
私の場合、
親と向き合えないと思っていたのは
勘違いで、
自分と向き合えていないから
親とも向き合えなかったのです。
 
自分のやりたいことがわからなくて、
日々の生活に流されて、
親や周りの人が思う
こうあるべき
こうあらねば
という虚像に縛られた生き方
をしていたのです。
本音で生きていなかった。
 
だから、
親に向き合うんじゃなく、
親に不満をぶつけるだけ。
不毛でした。
 
その後
じゃあ自分はどう生きたいのか?
に向き合って、
誰かの求める自分ではなく、
わたしがやりたいことをする自分、
で生きることに挑戦しはじめた。
 
そうはいっても、
なかなか過去からの思考の縛りが強く
気を引き締めないと逆戻りしてしまう
自分がいます。
 
けれども、
その挑戦のおかげで、
自分が親に愛情を感じられるよう、
全ては施設におまかせして、
自分も両親も
それなりに穏やかで心地よい時間を
過ごせていると思います。
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松元佳子