認知症両親の介護の私のテーマは、
親子のコミュニケーション。
親子関係は社会の基本といいますが。
いい大人すでにお年寄りと言われる
年代に突入しても、素直になれない親子
関係はそこここに存在。

病院での付き添いの子と親の
仁義なきやり取り。
お互い押し黙って会話をすることを
避ける親子。

親子のコミュニケーションが
介護の質を、もっというと、
親の最後を決める。
 
よくわかってるつもりの親子関係、
親から子への思い込みは、
子にとってこの上なく不自由。
逆もしかり。
 
そんなようなことを実感する日々が
わたしにとって、
認知症両親の介護の日々。
 
コミュニケーションさえ円滑ならば、
なんの問題も存在しないんです。
近くて遠い自分と親。
 
コミュニケーション能力を高めたいなら
観察眼を磨くこと。
足りない経験を知識で補うこと。
体験を掘り下げ自分にしっくりくるまで
落とし込むこと。
 
自分のことを考えるように、
相手のことを考える。
自分を押し付けないで、
相手を受け入れる。
相手を否定しないで、
相手のままを受け入れる。
 
相手の状態を見極める。
相手の人格そのものなのか?
相手の病気の症状なのか?
まっすぐな気持ちなのか?
ゆがんだ気持ちなのか?
絶望してるのか?
恐れに支配されているのか?
心配で壊れそうなのか?
ただ身体的欲求なのか?
 
それを観察してる自分はどうなのか?
受け入れがたく拒絶反応が出てるのか?
受け入れ難いが諦めてできるのか?
諦めきれないのか?
どうしようもなく
憎しみがわいてくるのか?
相手に攻撃的になっているのか?
 
相手と自分を交互に観察。
相手の苦手なこと。
自分の苦手なこと。
相手の得意なこと。
自分の得意なこと。
 
こんなようなことを感じて、
書き出してみると、
自分が苦手なことや
相手が苦手なことを
第三者にやってもらえばいいので、
より効率的に介護サービスを受ける
ことができる可能性がうまれる。
 
もしもあなたが介護を主体的にする
のならば、
あなたは自分と相手に真摯に
向き合わなければならない
ということ。
 
間違って相手や自分を殺しそうになる
ことは絶対に何回も訪れるはずだから。
 
表面的なことより、
お互いの深層心理に隠されたところに
こたえはある。
IMG_20161105_224711389.jpg
~~~~~~
松元佳子
☆認知症介護に関するお問合せ
メールアドレス:kakoma160228@gmail.com