前のブログで1回目のリフォームは2008年12月。
リフォームといっても玄関に手すりをつけただけ。
(突っ込みました?)
 
前のブログはこちらです。
認知症両親の介護 介護保険を利用したリフォーム①(過去を振り返るシリーズ)
http://ameblo.jp/kosyokosyokosyo/entry-12200248503.html
 
2回目は、2015年5月2日。
ブログに書いてるかな~って探したら、2015年5月かろうじて1ブログ!
ぎょぎょぎょっ!
そうでした。
精神的身体的金銭的ダメージに襲われていたころです。
つまり、書いてないので写真もない。残念。
 
このころの父。
髄膜腫の後遺症とみられる炎症で水頭症の症状を発症していたらしく、
(というのはもっと後でわかるのですが)毎日常に頭痛を訴え、
体調も崩れ気味で身体中の筋力、認知力が急激に低下し1日の特に夜中の尿量が異常に
多くなっていました。
父も私たち姉妹その症状悪化で大混乱。
 
しかも3月には両親と同居していた妹三女が転勤で引越し。
長女次女の二人で実家暮らしの両親を通いで介護していました。
主にわたしが毎日。
わたしの手だけでは足りず、介護サービスもフルに使って、
両親は週6日デイサービス、朝夕の週3日はヘルパーに入ってもらい、
夕食は週4日宅配弁当サービス。
それでも、一人ではフラフラなので、妹次女も5月以降は仕事を辞め、
毎日自宅からマイカーで片道1時間かけて通ってくれました。
それでも死にそうだった。
殺すか死ぬかって考えた日もありました。
毎週のように父を連れての病院受診。
病院受診の日はデイサービスを受けられず、
介護度で言えば母のほうが高く手がかかるのに、
この時は父のお世話ばかりで、母が嫉妬し母まで体調悪化、悩みました。
 
今こうやって振り返ってみると、
家族全員が初めての環境変化(これまで同居していた妹三女がいない)や
父の急激な体調の変化で疲弊していたと思います。
このときのリフォームが役に立ったのは2か月。
たった2か月でも貴重なリフォームでした。
 
リフォーム内容
1)玄関外の門までのアプローチの手すり
2)玄関から台所までの廊下の手すり
3)トイレ内の手すり
4)居間の壁に手すり
 
リフォーム料金
9,000円弱
業者は前回と同じ。
 
このリフォームで室内外に4か所、手すりを付けました。
家を建てるときに、自分の老後を想像する人がいるでしょうか?
だからといって、いつまでも自宅で暮らせる保証はありません。
わが実家はごみ屋敷で壁が少なく、
父のため手すりを付けるのに、
介護関係者勢揃いのミーティングでは、
動線から考えました。
父の体力負担を減らすために。
なるべく楽に室内を移動できるように。
上記のような大変な状況の中で私は、
部屋の模様替えまで余儀なくされたのです。
両親がデイサービスに行っている間に。
体力と時間との闘い。
しなければならないことは数知れず。
環境を整えるだけでも一苦労だったのに、
動線のための掃除と家具の配置換えもしました。
 
介護保険制度を利用したリフォーム、
認知症や健康状態が軽度のときには
比較的楽にできるけれども、
症状が進行した状況でのリフォームは、
慎重に計画的に様々な配慮が必要で、
介護家族にとってもかなりの負担になる可能性があり、
そのリスクを押してでもする必要があるのかどうか
見極められる冷静な視点も大事です。
 
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