鹿児島市内では、『桜島が見える』はウリです。
冷房のほどよく効いた窓際でぼんやり鹿児島湾を行き交う高速船やなんかを眺めるのはなかなかの贅沢。
ここが、病室だとしても。
今週も、親族の余命宣告と入院とヘビーなニュース続き。
そういうとき私は、どう行動するのか、行動しないのか、知らないふりをするのか。
関係性や新密度や相手のことや相手の家族のことや様々な状況を想像すると、つい忙しさにかまけたり、怖くなって周りの出方をうかがったりしがち。
そんな日が、今はわたしの現実じゃないけど。
自分にだってたぶん訪れる。
そう思うと。
わたしだったらどうしてほしいかな?
当事者自身の年齢や性格や状況や本音なんかを知っていれば、
じっくり考えてみることにしている。
アルツハイマー型認知症の母のこと、
血管性認知症の父のこと、
それぞれの祖父母のこと、
義母のこと、
義祖父母のこと、
20代前半で自殺した親族のこと、
その両親のこと。
パートナーの同じ歳のいとこたちの突然死のこと、
その家族のこと。
人の死は、どういう形で訪れるか本当にわからない。
人の死の家族親族にもたらすもの。
やはり本人に会って本人が話してくれるなら、
今の気持ちを聞いてみたいと思う。
そうして自分と相手との貴重な時をともに過ごしておきたいと思う。
できれば面白い話をして笑い転げながら。
世間話をしていつも通りに過ごしたい。
そして、ちょっとだけ現実的で深刻な話もしておきたい。
わたしがその人やその家族のためにできることを聞いておきたい。
それぞれにいろんな思いを抱えて、
桜島や海を眺めて和むひととき。
誰かと一緒に過ごす癒しの時間。