今週も両親の施設(介護付有料老人ホーム)へ。

3連休、妹三女が島から帰ってきたので、3姉妹勢ぞろい。

家族の時間を喜ぶ両親。


会うたびに元気を取り戻している母。

今日も一緒に写真撮ろうよ~ってお願いしたら、この笑顔♪


母に会えない日々の話をたっぷりとして、笑い転げたあと。

父に「夏休み妹三女が休暇とれたら家族で外食しない?」

といったら。

父「よし!行こう!」

私「車いすで行けるところを探して下見しておくわ。」

妹三女「お父さん歩けないの?」

妹次女「お父さん、車いす運ぶの重くて大変なんだよ~!」

父「歩けるよ!!!!(ちょっと切れ気味)」

というと、いきなり車いすから立ち上がり部屋の戸を開け、廊下に出る。

 

施設で歩く父はひと月に1回見れるかどうか?!

今週月曜の通院では、施設の車いす専用車両で送迎され、病院内も車いす移動する父。

多少歩けても、歩くのが面倒で楽な車いす移動がいいんだよ!と思う父。

歩くのがおっくうで歩かないから歩けなくなるという典型的パターンな父。

 

そこは、本人の意思と周りの人(家族や施設スタッフ)との関係性でのバランスだと私自身は思うので、父に対して、

「歩かないと歩けなくなるよ?わたしはマイカーないから車いす生活だと外食に連れて行ってあげられないごめんね」

とか、

「お母さんだけならわたしもタクシー移動できるけど、お父さんが車いすだと気力体力もたないんだわ~、ごめんね!」

などと。

「だからさ~、もし日ごろ歩く練習とかできそうだったら、してほしいんだよね、外出するとき頑張ればお父さんお母さんとの外出できるかもってわたしが思えるから~、どう?頑張って歩く練習してくれない?」

 

そんな父。

施設の廊下の中央を杖なし、携帯ラジオを手にもったまま、足を引きずりながらよろよろ歩き出す!

三姉妹「マジで~~~!(驚愕)」

すたすたと廊下を8メートルは歩いたと思う。

そんな父、ここ数年みたことなかも!

手すりを伝い歩きか、杖をついて歩くしか見ていなかった…。

 

父のモチベーションは、家族で外食、おいしいごはんだったのだ!

 

施設のスタッフもびっくり。

「え?そんなに歩けたの?」

父「歩けるにきまってる!」

スタッフ「えー!?いつも歩かないっ!ていうのに!」

スタッフ「今日は娘さんが3人も来たから?」

父、無視!

私「父に外食しに行こうっていったら、いきなり歩き出したんですよ~」

 

そういえば、父の血を色濃く継いでる気がします。

撮る写真のほとんどが食べ物。

 

父のリハビリのモチベーションは、『家族で外食』だったのです!

成功体験を積み重ねるしかない!と思う三姉妹なのでした。