昨年の修羅場の時期。
父が水頭症の症状で、急に体に力が入らなくなり立てなくなり、認知症状も急激に進みました。
できないことが急に増えたため、父のお世話に時間がかかるようになりました。
そうしたら、それまで立つ座るは楽々できていた母が立ったり座ったりがスムーズにできなくなって時間がかかるようになり、補助する側が全力じゃないと立てない座れないとなりました。
それで、遂に母も身体機能が落ちてきたんだなーって思ってたのですが。
現在の母は、立ち座りの動作、嘘みたいにスムーズにできることがあります。
補助に力が要らないこともある。
つまり。
これまで母だけのお世話がほとんどでした。
家族も介護スタッフも母のお世話がほとんどで、父はできないときだけ手伝うという形でした。
が。
父のほうに手がかかるし時間もかかるようになって。
母は本能的に危機感を抱いて、自分の使える機能を使えなくするという手段で、自分のほうに人を向かせようとしていたのでは?
子どもでもあると思いますが。
親の関心をひくために熱がでる、嫌なことから逃れるためにお腹が痛くなるみたいなやつ。
それのボケ老人バージョンです。
人っていくつになっても、無意識にほかの人にかまって欲しいとか甘えたい思うものなのですね。
はたまた、これまでの人生で頑張りすぎた人がそうなちゃうのでしょうか?
母は、専業主婦でしたが、独立した女性だったと思います。
人を頼るより、頼られることに生きがいを感じてるような。
母の人生で、母が親に甘えたことがあったのだろうか?
厳しい親だったので、母を叱っても褒めるところや感謝されてるところなんかは見たことがない。気がする。
母は、若年性アルツハイマーになってもまだ母(わたしからみたら祖母)に説教されていました。
「お前がしっかりしないといけないのに、いったいどうしてこういうことになってるのか?」
いやいやおばあちゃん、そこはお母さんに優しくしてあげてよ!と思いました。
とても怖くて口に出せなかったけど。
そんな自他に厳しすぎる祖母もボケてしまいましたから。
ボケたくない人は、自他に優しく大切にしたほうがいいんじゃない?なんて思ってしまいます。
話がそれたところで、おしまい。