家族やヘルパーと共用、確認でき、変更が簡単なホワイトボードは、おすすめ介護グッズ。

 

認知症両親のスケジュール管理は、父が私との通院をすっぽかしたのをきっかけにはじまりました。

 

それまでは父とスケジュール確認する連絡ツール(これを見れば予定がわかる)は、

・A4サイズのコピー用紙

・メモ紙

・大判のカレンダー

でした。

 

父自身は自身のスケジュール帳、メモ帳、日記などを記録していたので、それまでスケジューを間違ったりすっぽかすことはなかったのです。

父がスケジュールを間違ったりすっぽかしたりするようになる少し前には、火の不始末、電気や家電をつけっぱなしのまま外出することが多発。

 

そこでスケジュールボードを使ってスケジュール管理することに。

父の希望を聞いて、一目瞭然のホワイトボードを使用。

スケジュールや大事なことは、ホワイトボードで確認

 

ホワイトボードについての家族とヘルパーに周知

・使う人~父、わたし、妹次女、妹三女、ヘルパー

・認知症両親が自宅でほとんどを過ごす居間に設置

・父がいつも見る場所

 

【ホワイトボードの利点】

見やすく、その時々の状況に応じて使い方を変えることができる

 父の症状の進行に従って、枠の大きさや内容をちょこちょこ修正

・父だけでなく、家族全員とヘルパーさんが情報を簡単に共有できる

・ホワイトボードで一週間を家族で振り返る時間を持てた

 1週間を振り返るのは毎週土曜日両親の夕食前

※ホワイトボード下にはお薬カレンダーを設置

 両親の服薬チェックと準備が簡単

  

【参考】

使用していたホワイトボード↓

 

・ホワイトボードの大きさはA1くらい(文具店で購入)

・ホワイトボード用のテープ(100均で購入)を貼って2分割にし、表を作る

 ホワイトボード用テープは、簡単に貼ったり剥がしたりできる

 

 

【使用例】

<ホワイトボード左側A部分>

・在宅時と外出時のチェックリスト

 ガスの元栓、給湯器のスイッチ、エアコンのスイッチ、などのOFF確認

・デイサービスに持っていくもの準備リスト

 カバンに入れるもの

・時間帯別スケジュール確認リスト

 朝昼晩の服薬確認

 起床後にすること

 帰宅後にすること

 就寝前にすること

 

<ホワイトボード右側B部分>

・1週間の父、母それぞれのスケジュール

 日にち、曜日

 デイサービス通所日、通院、または在宅

 父には更に喘息の吸引確認のため回数を記入する欄

 ヘルパーの入る時間帯

 夕食の宅配弁当の有無

 

 

 

これとは別に、父は日記を書いていました。

 最初はB5ノート

→ノートを頻繁になくす(ごみ屋敷なので)ようになった

→1日2ページのB5サイズ業務日誌形式のスケジュール帳

 予定と日記と出来事などを時刻とともに記録

→健康チェックを記録する

 血圧、体温、室温湿度など(朝、晩)

→記録する気力がなくなった

 

父自身が記録をすることで、

父は自分の状態を理解していました。

 

わたしはその記録を見ることで多くの確認ができました。

・父の脳の調子の良し悪しを推測

・健康管理

・病院受診時に両親の体調の変化を報告

・両親の状況に応じた日常生活の改善

など

 

チェックリストや記録を活用することで、生活にメリハリができ、両親の変化に気づきやすくなり、介助や生活補助の作業の時短、改善、管理がしやすくなりました。

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松元佳子 お問い合わせ