若年性アルツハイマーの母に20年、血管性認知症の父と8年寄り添ってきました。
同居は、一度もしていません。
遠距離介護・通い介護専門といえるかも。
さて、10年後くらい。
高齢者の3人に1人は1人暮らしと予測されてるそうで。
そもそも高齢者って何歳?
法律で定義されてはいないようで、おおむね65歳以上らしい。
ということは、今55歳くらいの方々は10年後には3人に1人は1人暮らし。
現実感あります?
自分が、親が、親族が。
介護がはじまったとして。
同居なんて、いま同居してなかったら、ほぼ無理。
世代間の感覚が違いすぎ。
今の介護してる世代の方々もそうだと思いますが。
私たちの生活は便利だし、あらゆるものを選べる時代。
選択肢がないなんてことあります?な感覚。
3世代同居ってなったら、生活スタイルの違いが歴然。
使う道具も働く時間も休日も、まるで違う。
夫婦の役割も。
家族関係はいいほう?
持病や病院、生活で気を付けること、お互い知ってる?
これまでどおり続けられる役割や居場所はある?
もしものときに助けてくれそうな友人、知人、親戚が近くにいる?
生活パターンに無理はない?
趣味を続けられる?
家族親族全員で相続問題について話し合える?
本人はどうしたい?
なんてことを考えると。
違いすぎて分かり合えないと思って間違いない。
お互いに必要な環境を用意できなさすぎる。
これからの介護は同居できない前提で考えるのがいいのではないか?って思うんです。
通いの介護だって大変ですが、同居したらもっとすごい泥沼は確実ですほぼ。
あなたの性格がだれが見ても自分でいうのもなんだけど、この上なくいいのよっていうなら別ですけどね。
そういうところで、介護スタイルや介護にかかわるサービスの業態も多様化してますよね。
病院から施設への橋渡しの業者がある、不動産会社のように物件の紹介です。
サービス自体も細分化されています。
運搬には、介護タクシーとか。
看護は訪問看護。
医者は訪問診療。
生活はヘルパー。
介護のマネジメントはケアマネージャー。
というのがさらに細かくなりそうな気配。
これから、自分の人生を主体的に考え、やりたいこともやるというなら。
介護について、家族で相談できることはしておくべき!と強くお勧めします。
ま、話し合える関係なら。
介護も同居ではなく、別居でサービス多用の自宅、はじめから看取りまで介護施設、とざっくり決めておけば安心です。
どのみち、そういうサービスを受けるまでの間、別居の方は、遠距離または通いの介護を覚悟しておくことや、最低限の自分と家族のルールを決めておけたらいいですね。
私の場合。
結婚する前から母がぼけ始めたので。
結婚も、相手の仕事にも、相手の両親にも、このようなことを自ら決断し話し理解してもらえるよう努力してきました。
引越し、パートナーの転職、まぁ落ち着かないことこの上ない人生。
その中で私が経験したことであなたのヒントにでもなるものがあれば、嬉しい限りでございます。
という気持ちで、認知症介護のブログをこれからも書きます。