目まぐるしい介護生活をへて、認知症両親は夫婦仲良く介護付き有料老人ホームに入所。
わたしは、ようやく自分らしい日常を過ごしているのかな?

若年性アルツハイマーだった母と20年。
血管性認知症の父と8年。
両親と私と妹二人とそれぞれの家族。
遠距離介護から中距離、ご近所へと自宅を引越。
自分が真剣に向き合ってその時々に決断してきた日々を振り返ると。
迷い、悩み、相談したくてもできない、相談しても答えはない、自分の中での葛藤。
家族との軋轢、思いやり。
苦しくても投げ出したくない、母の人生の最後に灯を見つけたい。
貪欲に希望をもって、生きることを考え続けてきた日々。
わたしのように生きたいと思う方の希望になることはできないかな?という想いが生まれ。
それを形にしていこうと決めた。
まわりの方々の応援で、出逢いで。
自分はどうしたいのか?
わたしは何ができるのか?
これまでの日々を丁寧に振り返ってみた。
あまりの辛さに涙が止まらなくなったり、気持ちが落ち込んでしまったり。
もう一度味わい直してみる作業。
ほんと真剣に打ち込んできた。
でも、必ず自分が楽しいことも続けてきた。
いろんな自分を思い出した。
この話を、お茶会でしてみて。
自分しかできない経験を同じような思いで体験している誰かのヒントになるかもしれないことや、小さな希望になるかもしれないことがあるんだと実感。
そうして、尊敬する素敵な女性に頂いた言葉。
『あなたの経験が人を救うんです!』
もう他人事のように、「あ~!そうなんですねぇ~!(感慨)」なんて言っちゃう。
できるかどうかじゃなくてやってみて、いろんな人に会って話を聞いていただいて、そこから自分を知ることが次につながっていくんだなって感じた。
恐れず、前に進もう。
これまで自分が信じてきたように!と改めて思ったのでした。