認知症両親とのコミュニケーションの取り方を具体的に書いてみます。
両親とのコミュニケーションは
両親の理解能力に応じてどんどん変化します。
その変化を理解するところがキモです。
相手の現在の状態・原因・理由を、
観察・想像から
探り出し、
仮説をたてて、
常にあらゆる角度から検証・追求していく。
この繰り返しで、
相手への理解を深めていく。
同時に自分の特性も見極めていく。
そのために自分の五感を磨くこと。
五感:味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚
言葉とともに五感を組み合わせて
コミュニケーションを深めていきます。
認知症両親に言葉だけで説明しても、
不安と恐れで混乱しているときは、
言葉は理解されません。
むしろ両親は混乱で不安を深めてしまう。
認知症両親が
自分を誰だと認識しているのか?
例えば、
パートナー、兄弟姉妹、子ども、孫
だと認識しているかどうか微妙な場合は、
自分がその場を離れて再び顔を合わすたびに、
まず自己紹介をすること。
相手の不安や怖れを和らげるために。
<自己紹介>
自己紹介では
言葉(聴覚)
目を合わせる(視覚)
からだにやさしく触れる(触覚)
を組み合わせます。
わたしが母にするとき。
まずは、深呼吸。
<言葉>
私は(あなたの長女)の(名前:よしこ)。
<五感の動作>
相手の正面で目の高さを合わせる(視覚)ように笑顔でゆっくり近付く。
(相手の視力が弱っているとしても。理由:気持ちは伝わる)
母の表情を見ながら
「お母さん!」
と優しく声をかけ、
そっと優しく、
肩や背中などを
トントンと手でふれる(触覚)
このとき、
母の顔やからだの
表情体全体をみながら、
母の状態を観察する。
母の感覚と
わたしの感覚
お互いが合っているかを確認。
母がわたしを人だと認識したら、
「わたし」といいながら
わたしの胸と喉の間くらいを
自分の手でトントンと示し、
「よしこだよ?!」という。
このときも、
母の顔やからだの
表情体全体をみながら、
状態を観察する。
もしもこのとき母が、
からだをぴくりとこわばらせ、
からだも顔の表情も固まったら、
わたしが誰か認識できておらず、
わたしを怖いと感じたということ。
「よしこ」が誰であるかわからない感じなら、
「お母さん」と言いながら母の背中や肩をトントンし、
「お母さんの娘、一番上の、よしこだよ。」
と説明しながら自分を自分の手でトントンしながら説明してみる。
この状態で母がわたしを誰だかわからなくても、
母にとって安心できる人=わたしという認識になればOK!
母が安心したかどうかは、
母のからだのこわばりが取れ、
母の表情の緊張がゆるんだ状態で判断する。
トントンは優しくあたたかく愛しむように、
視線を合わせてにこやかな表情で安心感を与えるように。
肩や背中をトントンするのが無理な場合、
膝でもいいし、
手を握ってもいいし、
腕をさすってもいいし、
その時の感覚に合うからだの部位と動作を選ぶと良いです。
そうしてようやく、
今から私が母と一緒に何をするか
五感を組み合わせて、
(主に聴覚視覚触覚)
わかりやすく説明。
例えわたしが家族でも
(わたしにだけ無意識に認識されている事実=母とわたしは家族)
母がわたしを家族と認識できていない場合、
わたしがいきなりやってきて
同じ空間で作業を始めたりしたら
母は怖いと感じる可能性がある。
自分が何者でなぜここにいるか
という説明は最低限の礼儀=相手を尊重すること。
いきなり認知症の母の周囲で、
わたしやほかの家族が、
動作をしたり作業に入らないよう注意する。
特に着替え、飲食、トイレなどで
母にわたしが触れたりする場合、
自己紹介と母に対して
わたしがする作業などの説明は必須。
そうすることで、
母が安心し、
お互いストレスが少なく、
スムーズに事を進めることができます。
言い換えれば、信頼を得るということ。
わたしと母の場合はこういう感じです。
みなさまが試してみる場合は、
組み合わせて、どの部分が有効で、どの部分が省略しても大丈夫か、もっと付け加えるべきかなどを観察検証追求し、自分と相手のちょうどいいところを探ってみてください。
相手の理解度の状態は、1日の間で変わることもあるし、良くなったり悪くなったりを繰り返すので、お忘れなく。
両親とのコミュニケーションは
両親の理解能力に応じてどんどん変化します。
その変化を理解するところがキモです。
相手の現在の状態・原因・理由を、
観察・想像から
探り出し、
仮説をたてて、
常にあらゆる角度から検証・追求していく。
この繰り返しで、
相手への理解を深めていく。
同時に自分の特性も見極めていく。
そのために自分の五感を磨くこと。
五感:味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚
言葉とともに五感を組み合わせて
コミュニケーションを深めていきます。
認知症両親に言葉だけで説明しても、
不安と恐れで混乱しているときは、
言葉は理解されません。
むしろ両親は混乱で不安を深めてしまう。
認知症両親が
自分を誰だと認識しているのか?
例えば、
パートナー、兄弟姉妹、子ども、孫
だと認識しているかどうか微妙な場合は、
自分がその場を離れて再び顔を合わすたびに、
まず自己紹介をすること。
相手の不安や怖れを和らげるために。
<自己紹介>
自己紹介では
言葉(聴覚)
目を合わせる(視覚)
からだにやさしく触れる(触覚)
を組み合わせます。
わたしが母にするとき。
まずは、深呼吸。
<言葉>
私は(あなたの長女)の(名前:よしこ)。
<五感の動作>
相手の正面で目の高さを合わせる(視覚)ように笑顔でゆっくり近付く。
(相手の視力が弱っているとしても。理由:気持ちは伝わる)
母の表情を見ながら
「お母さん!」
と優しく声をかけ、
そっと優しく、
肩や背中などを
トントンと手でふれる(触覚)
このとき、
母の顔やからだの
表情体全体をみながら、
母の状態を観察する。
母の感覚と
わたしの感覚
お互いが合っているかを確認。
母がわたしを人だと認識したら、
「わたし」といいながら
わたしの胸と喉の間くらいを
自分の手でトントンと示し、
「よしこだよ?!」という。
このときも、
母の顔やからだの
表情体全体をみながら、
状態を観察する。
もしもこのとき母が、
からだをぴくりとこわばらせ、
からだも顔の表情も固まったら、
わたしが誰か認識できておらず、
わたしを怖いと感じたということ。
「よしこ」が誰であるかわからない感じなら、
「お母さん」と言いながら母の背中や肩をトントンし、
「お母さんの娘、一番上の、よしこだよ。」
と説明しながら自分を自分の手でトントンしながら説明してみる。
この状態で母がわたしを誰だかわからなくても、
母にとって安心できる人=わたしという認識になればOK!
母が安心したかどうかは、
母のからだのこわばりが取れ、
母の表情の緊張がゆるんだ状態で判断する。
トントンは優しくあたたかく愛しむように、
視線を合わせてにこやかな表情で安心感を与えるように。
肩や背中をトントンするのが無理な場合、
膝でもいいし、
手を握ってもいいし、
腕をさすってもいいし、
その時の感覚に合うからだの部位と動作を選ぶと良いです。
そうしてようやく、
今から私が母と一緒に何をするか
五感を組み合わせて、
(主に聴覚視覚触覚)
わかりやすく説明。
例えわたしが家族でも
(わたしにだけ無意識に認識されている事実=母とわたしは家族)
母がわたしを家族と認識できていない場合、
わたしがいきなりやってきて
同じ空間で作業を始めたりしたら
母は怖いと感じる可能性がある。
自分が何者でなぜここにいるか
という説明は最低限の礼儀=相手を尊重すること。
いきなり認知症の母の周囲で、
わたしやほかの家族が、
動作をしたり作業に入らないよう注意する。
特に着替え、飲食、トイレなどで
母にわたしが触れたりする場合、
自己紹介と母に対して
わたしがする作業などの説明は必須。
そうすることで、
母が安心し、
お互いストレスが少なく、
スムーズに事を進めることができます。
言い換えれば、信頼を得るということ。
わたしと母の場合はこういう感じです。
みなさまが試してみる場合は、
組み合わせて、どの部分が有効で、どの部分が省略しても大丈夫か、もっと付け加えるべきかなどを観察検証追求し、自分と相手のちょうどいいところを探ってみてください。
相手の理解度の状態は、1日の間で変わることもあるし、良くなったり悪くなったりを繰り返すので、お忘れなく。