本日、8か月以上に及んだ両親の別居生活が解消されました。
血管性認知症の父が、水頭症の手術のために手術入院することとなり。
両親二人での自宅暮らしが立ち行かなくなったのが、昨年7月上旬。
父、そもそも一昨年脳に髄膜腫が発見される前ごろから、急速に様々な能力が低下し始めたのでした。
歩くどころか、立ち上がれない。
からだに力が入らない。
それまで、父が母の面倒を見る形でなんとか夫婦二人の自宅での生活を娘たちが支えていました。

一方母は、アルツハイマー型認知症、誰かの助けなしには、トイレもご飯も生活全般つまり生きてること自体ができない。
特に、からだが不自由というわけではないのに、脳の病気のために、自分で自分のやりたいこともできないという不自由。
父が入院となれば、母の一人暮らしは無理。

父の入院で、母は老人ホームに入所。

そうして、父の退院。
快復した部分もあるとはいえ、自宅暮らしは到底無理。
父も老人ホームに入所しました。
母とは別のところに。

そうして、今日母が父の入所する老人ホームに移籍。
晴れて二人は生活の場を同じくすることができた。
それは父の生きる希望でしたから。
さて、母もそうだと思っていたのですが。
わたしたちが引越の手続きを終えて、様々な引継ぎを整えて、帰ろうとしたとき。
母は不安そうで、そわそわ。
その時の切なさったら。

本当にこれでよかったのだろうか?
こうすることがベストだったろうか?
自己満足ではないだろうか?
こちらが不安になる、母のそわそわ。
まだまだ母に依存してるのかな自分は?
次から次に浮かぶ疑問の嵐。

結局、両親がどういう状態でも、この私の疑問の嵐はおさまるわけじゃない。
それを思い知りながら、また次のベストを目指す。
いい加減、どっしり構えて、自分を楽しみたい。
まだまだ手放さなければならないことは多そうだ。