両親と自分の行動を振り返ってみるシリーズ。

このころの私は、実家に通っておりました。
バス(40分)-フェリー(40分)-バス(乗換各20分)
地方の田舎に住んでいたので、フェリー、バスの本数もそれなりで待ち時間など入れると片道3時間以上(涙)



2008年5月の日記から引用

週に一回と決めた実家の両親のパトロール、無事終了!
だいぶ慣れてきて、それなりに楽しみ方もわかって、息抜きの仕方も覚えて、とてもいい感じ。体力的にキツイので体力作りが必要だと感じるように。歳のせい?
困ることは、書類!役所関係の通知書類を探せなくて…。いい方法を考えないと!
ちょっとした事で母の通っているデイサービスの施設に電話してみたら、施設での母の様子を教えて頂いてびっくり。自宅外では緊張感やプライドある母の様子、しかも楽しんでいるというので、娘としては安心!なんでもわからないことは、調べたり聞いたりするとすっきりしていいなぁと実感。



移動にかかるストレスといい、両親に根気強く接するストレといい、両親の生活のサポートの塩梅を加減するのが難しいというストレスといい、「とてもいい感じ。」なんて書いてるけど、いやいや誇張表現だねって今は思う。

両親の生活のサポートの塩梅?
というのは、やりすぎてもいけない、やらなさ過ぎたら事故、です。
認知症の人にとって生活自体も大切なリハビリ?!要素なので、役割とかできることはとりあげちゃいけません。
しかし、できないことを押し付けたり、怒ったりするのもいけません。
やる気をそいで無気力になり、廃用症候群を懸念。
そうして、もしできないことを責めたり怒ったりしたら、激情にまかせて(感情のコントロールが難しくなる)乱暴になったり(暴力)することもあります。
モノを投げたりしたら、危険です。
本人も家族も。
食器は割れるし、家具は傷つくし。(事故)
実際、いろいろなものが壊れました。
母はモノをとても大切にする人だったのに。
父の態度に怒って、モノを投げる母。(ショック)

書類関係は困りました。
受けた介護は、医療とともに、確定申告することで税の優遇などを受けることができます。
書類というのは、医療費の明細や介護保険の限度額を超えた場合などの補助などの通知、年金など源泉徴収票、保険などの証明書。
その書類が大切なものだというのは理解している両親なのですが、だからこそ片づけと称しどこかにしまい込んでしまうのです。
父がポストから取り出すのですが、その後引き出しに入れたとしても、そこから片づけるのが当時の母の行動でした。
あれは、きつかった!
え?なんでここ?というような発見できる場所ならまだいいのですが、行方知れず。。。なもの多数。
そういう書類を見つけたら、すかさず自宅に持ち帰るわたしでした。

母のことは、自宅では父がもてあましていたから、お互い雰囲気も気まずいときもあったよう。だけど、母がデイサービスに行き、母自身が楽しい時間を過ごしていたのは、お互い息抜きになっていました。
母に対する声かけの仕方、コツなどをデイサービスの担当者の方々に質問して教えていただいたり、こんなことが自宅でありましたという報告を頻繁にしていて。この密なやりとりがあったことが、大変ながらも生活を少しでもスムーズにするきっかけでした。