今日は、2008年4月17日の日記から引用。

ケアマネについて。
まずは用語の説明をWikipediaから。
介護支援専門員、ケアマネジャー(略してケアマネ)は、介護保険制度においてケアマネジメントをする有資格者のこと。
要支援、要介護をうけた人からの相談を受け、介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、他の介護サービス事業者との連絡、調整など取りまとめを行う。
その他の事項は、直接ページをご覧ください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E6%94%AF%E6%8F%B4%E5%B0%82%E9%96%80%E5%93%A1

ここから日記を引用。

今まで母の担当をしてくださっていたケアマが産休に入るので、新しいケアマネとの顔合わせがあった。この一年でケアマネは三人目。やっぱり最初に出会った相性もお仕事内容も良いケアマネだったらな…と思うことが多い反面、違う面を発見してもらったり、新しい提案をしてもらったりする刺激があるのはいいなぁ、とも思う。
 自分や家族との方向性が違っていても押しの強い方には割といい方向に進めてもらえる感じはしている。
 その点、今回はさっそく収穫があった!介護認定を受けるのを嫌がっていた父を新旧二人で説得してくれた。足が悪い父がリハビリに通うきっかけが欲しかったので、そのチャンスが掴めたこと。母がデイサービスに行くようになって外出しなくなった父は以前にもましてよちよち歩きでのけ反ってるから、ひやあせもので困っていたところ。
 今のところ、母の状態は安定していて、名前(わたしの)を呼んでもらえると嬉しくなる。 



あ~そんなときもあったなぁ。
母がようやくデイサービスの利用を受け入れてくれた時期で、それまで両親はそれぞれ寄り添って、散歩したり、買い物行ったりしていたのです。
ただ、父の足が悪く(50代で患った脳卒中の後遺症によるもの)父が目を離した隙や、母が突然不安な妄想にとりつかれたとき、走って逃げて、行方不明になるという事が起こり始めた時期でもありました。
からだが元気で頭がおかしい母と、からだが悪く、頭はまだ大丈夫だった父。この凸凹コンビ、つり合いが取れているときはよいのですがバランスが崩れ心配なことが多くなってきていました。
母が言葉をうまくしゃべれなくなっていくころだったかなぁ。
自分の名前がかろうじて言えるくらいだったような。
子どもの名前が出てこなくなることが増えていたような。
両親も不安だっただろうけど私たちも不安でいっぱい。
これから母の症状はどういう風に進んでいくのだろうか?
何ができなくなるのだろうか?
何はできるのだろうか?
父は、母を助けてくれるのだろうか?
母のために、なにかしてくれてるだろうか?
薬をちゃんと飲んだか?
ご飯をしっかり食べているのか?
規則正しく過ごしているのか?
書きだしたら、きりがない。
母と外出しなくなったら、とたんに父は歩く速度も筋力も衰え、それなのに、母や私たち姉妹と出かけたがって、私たちだけなら30分の用事が、父を連れ出したがために1時間2時間と身体的にも精神的にもストレスが増えたり。
父が普通に歩けたら、あれこれケアを考えずとも、行動やスケジュールを変更せずとも、両親の生活を支える家事などもスムーズなのに、父があれもこれも自分でやりたいし、家族と一緒に買い物にも散歩にも行きたいというと、家事の時間を削って、調整しなければならず、かといって父がわたしたちに遠慮することはなく、当然の権利を主張するまでという威厳を翳される感じがどうにも我慢ならなくなることが多々ありまして。
それで、歩行訓練のリハビリを受けてほしいとずっと願っていましたが、口に出して提案相談もしていましたが、頑なに拒否されていました。「しょうがない」の一言で。
あー、しょうがないって言える人はいいなぁ。
男を振りかざしてかしずかれ続けてきた父が羨ましい、と本気でねたんでました。
ふふふ。

そんな時に、ケアマネのダブル攻勢で、陥落した父。
ええ、ガッツポーズでしたね!

これが、大好きな父とかだったら、そんなこともなかったんでしょうが、いかんせん厳しく体罰でしつけとしょうした容赦ない仕打ちをうけたと私は思い込んでいたので、ネガティブな思いしかなかったのでございます。あ~こわっ!


さて。
今回の日記から。
ケアマネは、ずっと同じ人でもいいし、ケアマネ側の事情で変わることもあるし、こちらが相性が合わない場合は事業者(ケアマネを派遣する居宅介護事業者など)に変更してほしいと希望してもいいし、事業者自体を変えてもいい、ということです。

他にもパターンはあるのですが、まぁ、ざっくりまいりましょう。
介護保険サービスというのは、居宅サービスと施設サービスの2種類。
どちらのサービスを選んだとしても、ケアマネージャーがケアプランを作成して、サービスを受けることができるようになります。