やっと見つかったところが、現在母が入所してる住宅型有料老人ホームです。
代表のYさんがとても人情味あふれる優しい方で、また施設の所長Aさんも優しい方。
母みたいに難しい人をよくぞ受け入れてくださいました!って感じでした。
それまで、見学して私たち家族が事前面談したグループホームは認知症対応だっていうのに空きがあるのにほぼ断られましたから。。。
認知症で介護度が高い夫婦二人は面倒見れませんという正直な回答ばかりでした。
もうどこにも行くとこないよ、どうしよう!ってなったときに救われた。。。

父が退院日が迫り、また退院1か月前から施設探し。
両親で入れる施設はなかなか見つかりません。
しかもー、父と母の介護度が重いというのと認知症状がまったく違うところがあるというのと。
まず、2部屋あいてないし、あいてるとこは料金がお高い。
もうどこも無理かもーとなり。
多少料金が予算オーバーだとしても、どこかほかのよくわからない施設よりは母の入所してる施設にダメ元で頼んでみようということになり、施設に父も退院後入所をお願いし、父の面談にも行っていただいて了解を得ていたわけなのですが。
その後退院前の検査などで、その施設では父にあわないのではないかということになり。

父にあいそうな施設を病院からの仲介業者さんが探してくださり、父はそちらでお世話になることになり、結局両親は別々に暮らすことに。
その話を母にしにいったら、ご機嫌はわるくなるし、体調も崩しちゃうし。
母、別居状態に怒ってるのね!
そこで、父の施設の方にお話ししたら、あれ?あれれ?まさかの受け入れできます!という展開になってゆき。
そこからは、俄然話がスピードアップ。
めでたく両親一緒に暮らせそう!

だけど、今度は母の施設をお断りして退去のお願いです。
いや、母もようやく環境や人に慣れてきていて、入居前より状態が良くなっているところもあったので、ここで母の環境を変えることにわたしと妹次女の不安は増大です。
リロケーションダメージという言葉をご存じでしょうか?
認知症の方が環境が激変して、症状も悪いほうに激変するというヤツです。
それが、怖い。
そう思いました。
だけど、母は父と一緒の暮らしを望んでいる。
そう確信したので、危険を承知でかけてみることにしました。
これがねー、自分じゃなくて親のことだから、答えがますますわからないじゃないですか?
できれば、正解に近い方を選びたいですよね。
正解はだれにもわからないし、選んだほうが正解だっていいますけども。
いや~~~、こればっかりは、気をもむんです。悩むんです。
あれこれいろんな状況場面を考えて、パターンを思い描いて、リスクが少ない方を選びたい。
リスクは両親にとってはもちろんだけれども、自分たちにとっても。
両親のこと(命含む)を最終決定するのはわたしなのです。
重いです。
などなど考えてみたものの、やってみなくちゃわからないよ!とわたしたちの介護をサポートしてくださる方々の意見をうけ、腹をくくり。

現在母の入所する施設を退去することを代表に妹次女と直接伝えに行きました。
心苦しい。
だけど、代表は、快く送り出してくださるとおっしゃるし。
しかも、いつでもここに帰ってきていいですよとまでおっしゃってくださり。
自分が背負ってたものを下ろして一息つかせてもらっちゃいました。
気持ちが嬉しくて、また両親の最善を考えてくださっていて、涙、涙、涙。
自分たちの行動が、代表の心を動かしたそうなんです。
なんとも言えない気分。

そうして、介護施設から介護施設を移動することが決定。
頑張ります。
乗り切ってみせます。(気負いと根性)