今日のミッション。父の退院後の入居候補先の介護付き有料老人ホームの見学。


こちらは、郊外つまり田舎の施設です。


最寄り駅からタクシーで5分。最寄駅にタクシーっているのかな?って思っちゃうような田舎です。


マイカー持たないこしょです。


マイカーなら、自宅から30分くらいです。


本日の見学は、病院のソーシャルワーカーから委託された仲介業者の担当さんの紹介です。


病院のお仕事も介護が絡むと委託という分業になってたんだ!ですよね。




前回(こちら
)も書きましたが、あれ?たいして書いてなかった。もっと書いてるつもりだった。


そんなこんなは、おいといて。




仲介業者担当Kさんの一押しの施設だったようです。


これまで何人かの方を紹介し、実際馴染んでいらっしゃるという実績がある施設とのこと。


施設側の案内者は、統括責任者の肩書のケアマネ(看護師)Tさん。


同世代で、オープンで明朗聡明な方とお見受けしました。


こちら側のどんな質問にも即座にお答えくださるし、逆にこれまで謎だったことを詳しく解説してくださる場面もあり、施設の特殊な例を話してくださったり(ふつう不都合なことは話題に上らないのに、その不都合はどうしてそうなのか?というのを説明してくださる)、オープンなとこが、そうして対等な立場で話を聞いてくださることが、やけに嬉しい感じ。


あと、自然体。


違和感がない。


家族みたいな空気感。


利用者とサービス提供者。


患者とお世話してあげる人。


そんな上下関係というか、関係性を押し付けない、個人に対する尊厳的なことが感じられる雰囲気。


優しいというか、受け入れあう感じというか。


そういうのが、わたしたち姉妹にとって、家族にとって、大事なことであるので、急にこころの振り子がゆらゆら。




さて、介護内容。


パンフレットから。


要介護5の方も入居可能。


協力医療機関との連携。


ここで、質問。


医療費加算などについて。


そういうと、持病によって実費負担です。って感じで具体的な金額を説明してもらえない。


つまり、そういう細かな事務的な費用について案内する人は理解していない。


母の現在生活する施設では、医療費が毎月安くて1万円弱。


自宅で生活していた時の5倍?近く。


なんでそうなるんですか?って聞いたけど、わかりやすく説明する人はなし。


○○可算がありますから。


法律で決まってて、規定通りですから。


っていう、その決まりの詳細について聞きたいのに、それで終わらせられちゃう。


今回、その内容について逆に施設のTさんが、それは加算の部分のたぶんあれとかそれとかこれもそうかな~って教えてくださいまして。


そういうのは、病院や施設の営利目的な部分が多いらしいというのを遠回しに教えてくださいまして。


なるほど~~~!そういうからくりだったのか!です。


こちらの施設では、そういうのは良心的にというか、利用者や家族の負担にならないよう最善を尽くしてくださってるそうなんですよね。




例えば、入居一時金は不要。


終身介護制度。


年齢や身体に関する制限はない。ただし、要介護および介護予防の認定を受けた方。


室内の必需品は備え付け、準備するのは衣服やおむつ(これ支給されているなら引き継ぎ)など。


利用料金の一覧表は見やすく。


その他の費用の項目も、わかりやすく一般的良心的。


散髪代が、理容師の免許をもってる方のボランティアで格安とか(前回のブログ
最低ライン価格の半分!)。




提携医療機関以外の病院受診時の移送、運搬費用も明記!


こういう部分、意外と郊外型の施設ではチェックする項目としては重要だったりします。


父みたいな持病もち。


例えば、妹次女の義母(持病もち)の生活する施設(母体は内科病院:主治医はこちらに変更)では、義母の病状悪化で以前受診していた医療機関に診察してもらいに行きたいと申告したところ(その病院で数日をかけて検査したのに原因不明といわれた)付き添い人と介護車両(寝台車)を頼まなくてはならず、1日(8時間未満)に両方で27000円もの出費になったことがあります。びっくりしません?




それから、こういう施設で過ごす人の楽しみに「食」がありますが。


いえ、「食」しかないといっても過言ではない。


そういうところで、タブー視される、お餅や生もの(刺身など)、職員さんの努力で、月に一度や行事の折に工夫して、出していらっしゃるとのこと。


相手を思いやる臨機応変な対応ができるんだなーって受け取りました。


提供する側にとって困難なことに、チャレンジするなんて、勇ましい。強くて美しい。


ごくごく当たり前のことを当たり前にしてくださる勇気に感謝してしまいます。


私たちとしては、なにかとタブーは排除するっていうのが施設の傾向としてあるよなーと違和感を感じてきたことなので。


自分たちは、タブーとかなんとか関係ない!本人がしたいことはさせてあげたい!といろんなことにチャレンジしてきて、そのチャレンジで学んできたので、チャレンジすることを大事にしているので、共感!




認知症の方々の対応についても。


理想的な対応例を聞いてしまいました。


閉じ込めるのではなく、その人らしさを受け入れて、なるべく自然に動いてもらう。というような姿勢。


決められた人員の中で、それをする工夫を数々対応例として喋られる朗らかさ。


そういうのが、魅力的だと思いました。


相手の心地よいにフォーカスする介護方針て素敵です。




正直、今回の施設見学には期待が全くなかったので、こんなところはないだろうなって諦めての見学だったので、驚いて動揺して、再度検討しなおそうと思いました。


そのために、また、明日も動く!