大晦日の朝、田舎のお寺の9時。

祖母(母の母)の五七日。

今日のお当番は、祖母の妹=大叔母様だったので、親族が多く集いました。

私と母と妹三女と出席。

母が約1時間ほどのお経の間、おとなしくじっと座っていられるかどうか?と気がかりでしたが。

全然大丈夫で、お焼香もそれなりにできて、いい時間を過ごせました。

私にとってもそうですが、母自身にとってそうであったと思います。

ボケると人相が変わるのですが、ボケる前の母の穏やかな笑顔やほほえみが多く見られたので。

母に声をかけてくれる親族にも一人ひとり目を見て微笑んでいたようでした。


その後、父の実家のお墓にもお参りし、母の実家に寄りました。

母の実家には、叔父夫婦(母の弟)が住んでいます。

そこで、叔父はしばらく留守にする時間もありましたが、わたしたち親子と叔母といとことお茶をいただきながら昔話に花が咲きました。

その間も母は始終リラックスモード。

以前の母は実家に帰省してもいつも落ち着きがなくざわざわしていたのですが、今日は母が結婚する前の若いころに戻ったかのような感じを受けました。

叔母の話に、相槌や頷きや笑顔や、これまであまり見なかったような穏やかで素敵な時間を過ごせ、不思議でした。


そのとき、叔母が祖父母(母の両親)の婚礼写真をみなに見せてくれました。

わたしは先週見たものでしたが、今回は写真におさめることができまして。



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この写真が撮られたのは戦時中。

母もはじめた見たようで、びっくりしていました。


祖母はこんな写真をどうやって守り抜いたのでしょう?

ほかにもたくさん写真があったようです。

祖母のアルバム見てみたかったなぁ。



年の瀬に、家族の思い出を親族で振り返って祖母の五七日にふさわしい日だったなと思います。


いつか自分も亡くなって、誰かがわたしの話をすることがあるのかしら?