今週、まだ台風の接近しつつある月曜に父転院しました。

あさからバッタバタで準備して出掛け。

準備:

・診断書の申請のための手続きに必要な書類。

・転院先の病院で必要な書類(健康保険・証介護保険証)、と印鑑(本人、代理人、保証人)など。

・荷物移動時の大きな手提げバッグ。

病棟と会計などの事務関係を行ったり来たりし。

・精算

・引き継ぎ書などの書類の封筒の数々(主治医用、看護師用、リハビリ用などなど)。

・診断書の申請。

最後に、病棟で、着替えとご挨拶と申し送り的なこと。

そこに福祉タクシーの運転手が車椅子でお迎えにきてくださり、看護師さんに見送られる。

少ないはずの入院中の荷物の重いこと、数あること。

>父なんてほんとタダ寝てるしかなかったので必要最小限、修行僧か?ってほどしかないはずなのに。

荷物:

着替え(肌着、上着、ズボン、靴下)、バスタオル、フェイスタオル(各4枚)、洗面具(シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗面器、ひげそり、鏡、ヘアブラシ、爪切り、鼻毛ばさみ)、歯磨き一式(歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、入れ歯入れ、入れ歯洗浄剤、入れ歯用ブラシ)、時計、ラジオ、メモ帳、食事セット(箸、スプーン、コップ)、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、奥さんの写真、ビニル袋(大小)とビニル手提げ袋数枚←洗濯物やちょっとしたものを入れるのに便利、紙おむつ、リハビリパンツ、尿とりパッド、おしりふき、院内用靴、書類ケース(A4)

物が多い人だと、これに、収納ケース的プラスチック製品類は必須。ごちゃごちゃで必要なものがすぐに取り出せないので。できれば半透明で仕切りがあって…などなど。

こういうときは、自分は肩掛けカバンに限る!

支払いやなんかで手持ちのお金が多かったり、印鑑や証明書をいくつも持っていたり、って重要書類やなんかやたら多い。

で、介助もしたりせなあかん。

いろんな人にあって、書類を出したりもらったり、メモをとったり、激しい。

すぐ出し入れできて、どっかに置き忘れたりしないように。

転院前の病院で2時間、移動して、転院後の病院で2時間、プラス足りないもの取りに帰って買い足しして数時間って見積もったのだけど。

 

間に、父の兄弟が見舞いにきて

 

>なんでこんな日に!?

 

呼び出されて2時間弱。

 

転院後の病院では、受付で福祉タクシーの運転手から外来の看護師に車椅子を移るというやりとりがあり。

 

 

>こういうのって慣れてないと知らないよね。

 

後日、福祉タクシーと介護タクシーについてもちょっと書いときたい。

 

事務の手続きが終了したら、診察へ。

 

 

ここで、この病院での主治医が決まるのね。

 

で、引き継ぎ書があるのに。

 

また一から病歴やアレルギーや飲酒喫煙履歴に食事の好き嫌いと普通食なの介護食なのかとか、入れ歯してるか?とかなんとかのインタビューがありーーー。

 

退院後の行き先やリハビリ内容などについて、相談員からもインタビュー。

 

家での生活状態、家族構成、退院後の動向、介護状態、ケアマネについてなどなど。

 

>まさかを聞き驚いた。

 

まさか:

 

退院後が自宅の場合と施設入所の場合では回復期のリハビリの仕方が異なるそうな。

 

施設だったら、最悪寝たきりでもいいでしょ的なこと言われた…

 

>まじで?

 

やるきあるんやろか?

 

>ほんまに度肝を抜かれた

 

…けどー、いや考えてもみればこのご時世そんなもんなんやね。

 

資本主義社会の住人。

 

これから福祉は国家予算から削減される一方。

 

お世話される人が増え続け、お世話出来る人は足りない。

 

なーるー、チーン♪

 

ま、父がリハビリに耐えられるのか?やる気はあるのか?は未知数。

 

>無い方に…

 

で、診察室では、先生が引き継ぎ書類を見ながら電子カルテにインプット。

 

 

>先生って大変なんや!

 

大阪のどこぞの病院では、先生の横にインプット担当者がいたけどな。

 

家族や本人にとって大事と思われる情報と、先生が重要と思う情報は、なかなかに差異がございまして。

 

 

>先生というよりは、病院側ってことなんかな。

 

…先生が入力してるとこをめっちゃ目を見開いてガン見していたこしょです。

 

その後、必要なんか?って思われる検査を2つほど。

 

 

それをしなくちゃ入院させてくれないらしい。

 

>診療報酬的な?

 

ようやく、父がリハビリ病棟についたのがこってり1時半くらい。

 

 

そこから父は食堂でご飯。

 

病室で荷物を整えて、いったん病院を退いたのが午後2時過ぎ。

 

ここで父の兄弟につかまってーーー。

 

私たちはご飯。

 

>え?私たち?

 

そうなんです。

 

父に付き添い一人じゃ時間かかってしょうがないんで、妹次女とタッグを組みました。

 

それで、めっちゃうまいことやって(自分比)この時間ですよ、お客さんっ!

 

>お客さんってΣ\( ̄ー ̄;)

 

で、その最中にですよ。

 

 

前の病院から、忘れ物ですよーって電話頂いて。

 

あちゃーーー。(;°皿°)

 

順番でいうと。

 

 

>誰も興味ないかもしれませんが、ここはこしょ的に重要なんで読んでくださいね?

 

食事中にこれからの病院に提出する書類をかきまくって、スケジュールを確認して、父の兄弟を和気藹藹にしゃべって…2時間弱。

 

 

買い物には行けなくなったので(台風接近)、買い物リストを作り、実家に戻って不要な紙おむつ類を置き(急性期の病院ではおむつ関係は自分たちで調達、回復期の病院ではおむつ類は病院で用意されたものしか使用できない←廃棄物関係の縛りによると説明されていた)、トレーニング用の洋服を4日分用意して、バスタオルとフェイスタオルをさらに3枚ずつ、父の唯一の特技のハーモニカと読書用の本数冊と新聞。

 

病院で父のタンスに整理整頓し、担当の看護師さんに父の性格とか騒ぎだすパターンとか夜の尿量などについてちょっとお伝えしておいたらスムーズかな?ってことを伝言して退去。

 

その足で、忘れ物を取りにまた前の病院へ。

 

そうしたらー。

 

 

病棟のナースステーションで看護師長においでおいでをされー、横には副師長で、和やかなここはカフェですか?的会話に。そこに、父の主治医がお出ましになりー。

 

『あなたたち姉妹に出逢えてよかったわー』的ことをお三方にいわれて、びっくり。

 

こんなこといわれるなんて今まで経験したことなくて。

 

私たちが助けられてばっかりだったなーって思ってたのでそう伝えたら、

 

逆にあなたたちの笑顔やなんかに私たちが助けられたのよーって。

 

>ほんまでっか?

 

と、ついいうてもうた。。。

 

>爆笑…

 

…まさか、コレが癒しだったのでは?

 

 

ナーバスな現場で働いていらっしゃるのだから、患者の家族が明るくてちょっと天然で前向きーな感じが癒しになったのかな?

 

 

>これまでの日々、精神的にちゃんと成長できてたんだね私たち。

 

なーんて自画自賛。

 

父が元気になったら、一緒に来てね!って言われたのは嬉しかった!

 

 

いろんな人に出逢って、それがいい出逢いと言えるものではなくても。

 

 

出逢いに感謝がわいてくるというのは、自分にとっても相手にとってもしあわせなことなのかもなー。

 

物事は、表裏一体なんだね。

 

 

事実はひとつ。

 

感じ方はそれぞれ。

 

自分と向き合って感じつくすこと、何かしら発見があるのかも。

 

なーんて、とりとめもなくなったので、この辺で。