お食事前、お食事中、お食事直後の方は、ご遠慮くださいませ。
その手のお話です。あい。
ごめんあそばせ、おほほほほ。
今朝、6時半。
お弁当ができて嬉しくて、機嫌よく旦那どのを送り出してにんまりしたその時。
携帯電話がなっている…
やだーーーー!
でたくないっ!
>毎度毎度完全否定から入るこしょです。
こういう、ここにいたくないから次を~っていう思考は、日本人ならではらしいですよ。
>ほぼ日の糸井さんの対談記事で拝見した情報。
わたしは、ほんとに日本人らしい…
>こういう安心感てありませんか?
話が逸れ過ぎでした。
そんな自分を全部肯定したところで。
えーと電話主は…、やっぱりあなたですか!
っていう妹三女。
電話をとるまでに6コールもなかったと思うのですが、切れてました。
>なんで待てない?
と思いつつ、電話する。
こしょ:どした?
妹三女:お母さんが、立ってくれないから、着替えさせられない。
今朝は仕事の早出を代わってるから(代打らしい)もう行かないといよいよやばいのに、困る~~~。すでに、10分遅れてるのにーーー。
こしょ:
(内心:だーかーらー、どうして欲しいってお願いしたらいいじゃないのー!)←ほにゃららエレキテルほにゃらら風でお願いしたいです。
別に、仕事行けばいいよ。
妹三女:でもー。
こしょ:ほら、早く行かないとーーー、仕事でしょ!
妹三女:じゃ、行くね。
って、どう思います?
あきらかに、「どーしよーお姉ちゃん?」っていえば、わたしがやるに決まってる的な発言で、お願いもへったくれもない。
>と、悪態ついてみる。
えーえーわたしはどうせお姉ちゃんで、「どーしよー?」とか言われたら、なんでもやっちゃいますよーーーだっ!
>被害者妄想が爆走暴走ーーー
長女役やりたガーリー(がりちゃいまっせ!、ガールの方!)ですからね、おばちゃんやけども。
>ときどき意味不明な行が入ることをお許しください。
でも、頼りになるお姉ちゃんがいるって羨ましーーー。
>心底!
そんな風に感じる自分の感情を、客観視して笑いながら、でも悲しみもありながら。
とりあえず、ちゃちゃっとできる自分家の家事を段取りしてから、実家へ。
>この自分家の家事の段取りをしてからっていうのが非常に重要です。
急ぐけど、自分を、自分の家族を大切にしてる感じを味わうのが満足度を上げます。
>介護マインドのガイド書か?
しかしながら。
急いでるんで。
化粧もなんもなしの、あ、でも髪はブラッシングしました。ぺちゃんこでつむじワレワレ。
部屋着スタイルで、GO!
そしたら、脱力バージョンだったよーーー。
両親は、テレビのついた居間に珍しく並んで座ってた。
父は朝食を食べ終えて、茶碗を重ねていて。
父が母にご飯を食べさせ始めたところ。
こしょ:おはよーお父さん、おはよーお母さん!
父:おはよう。どうした?
母:ぽかん?!
こしょ:妹三女から電話があったからさー、様子見にきたよ。
っていいながら、母と同じ目線で。
こしょ:
お母さん、おはよう?
気分はどう?
ちょっと触るねー。
(それぞれの言葉に、母が反応していることを確かめながら言葉を進める)
といいつつ。
肩をポンポン。
触られることに違和感を感じてないことを確認してから。
洋服全体が濡れてないかこまかくチェック。
(優しくポンポンしながら)
ここ痛くない?大丈夫?ここは?ここはどうかな?なんてからだじゅうくまなくチェック。
べつに、おパンツが重たーい分厚ーい以外の異常はなし。
>漏れてないよ。
これで、わたしに電話ってどういうこと?
もっと悲惨な状況でも電話してきたことないけどなーーー、アイツ。
>もっと悲惨な状況とは。
例)
母がお漏らしで全身びしょぬれ状態で気持ち悪くてうろうろしちゃってそこらじゅうに臭いがついてる状態。
そしらぬふりで座ってテレビを見続けてる父が居る状態。
で、母は父の食事介助で珍しく、お口もぐもぐしてたんで。
その場で着替えは流れ的にNGなんで、父におまかせして。
>両親には時間の余裕がある。
ヘルパーさんが来るのは8時半だしねー。
土ようにドカ灰(桜島の降灰)で玄関周りの掃除がまだだったので。
父に、掃除してくると言い残し。
玄関掃除。
父は足が悪いし、母は怖がりになっちゃってるから。
灰で滑ってバランス崩して転んだらヤバいので。
両親が行動する範囲だけを、水でざっと、洗い流す。
もどってみると。
さっきから変わってないよ、ご飯の量。。。
どうやら母は食が進んでいないので。
着替えを先にすることに。
着替えを準備して。
トイレには行きたくないようなので。
お着替え。
おパンツのみ取り替え。(歩ける人用の厚手紙おむつ着用)
ズボン、ズボン下、おパンツの着替えは、汗だくですーーー
母を立たせるのが難しくなりつつあり。
自然と立てるように、声かけ、からだを上から下へトントン触って、感覚をよびさまし、
「足」といいながら太ももをトントン、
「お尻を上げるよ」といいながらお尻をトントン、
「膝を立ててね?」といいながら膝をトントン、
力を入れて欲しい場所をトントン優しくなでるように叩きながら、徐々に母の脳のスイッチを入れていく感じです。
もちろん自分の目線は母より下です。
>立派な体格なのに…。
だからこそ、くっ苦しい・・・。お腹のお肉邪魔してるーーーとかよくあります。←いらん情報
ちっちゃくてかわいい母ですが、からだに力の入ってないときに介助するのは、至難です。
なので、力をいれてもらえるよう、根気よく気分良く徐々に徐々に、ここだよー、ここもだよーって声かけしながら進めます。
スイッチが入ってきて、母が私をわたしと認識し、安堵の表情を酌み取ったら、母の後ろにまわり、自然と立ち上がれるよう、足腰の下の方から力を補助するように、支えてみます。
やっと立てる。
「立てたねー」(にっこり)というと、母も「たてたねー(にっこり)」って嬉しそうにマネしてくれます。
この時の感動は、アルプスの少女ハイジのクララが立ったシーンに匹敵です。
>大げさと思うかもしれませんが、そのくらいの喜びが感じられないと続かないですよねー、家族自宅介護。
つまりー。
母。
「立つ」ってことがわからなくなってるんでしょうね。
>すでに、「手」「足」も単語だけじゃわかりません。
これまでは、雰囲気でわかって行動できたのでしょうけど、いよいよ雰囲気という概念も薄れてきつつあるのでしょう。
そのことを、ゆっくり時間をかけて、毎回同じように「立つ」動作をしていくと、たぶん学習して新しい脳の回路がつながることでしょう。
脳は素晴らしいです!
なんとか立ったところで、ようやくお着替え。
この一連の動作に出てくるからだの場所の名前がわからないとか、動くって何?とかという状態での実況中継つき介助って、自然にできるようになるの、難しい。苦しい。っていうか、忍耐かな?
でも、母の立場になって、こういう風にしゃべってくれたら安心かなー?って思うようにやるのみなんですが。
人って不安と恐怖でからだががちがちにかたまっちゃうでしょ?
介護される認知症の人も、おんなじだと思います。
無言でとか、知らない言葉ガーガー煩くいわれても、「なんのこっちゃ、こわいわー、動いたら危険、黙って無視」ってなっちゃうんじゃないかな?
とか、想像しながら、ね。
いろいろしゃべったり、行動すると、信頼関係ができて、ストレスレスにスムーズっていうことなんでしょうね。
お互い、初めてのことだから、難しいと苦しいと思うことばかりだけど。
そのはじめてのことをお互いに共有すれば、ね。
徐々に、ラクになるかなーということもあると思います。
信じて進めるこしょ。
母も、だんだんリラックスして。
不要な力が抜けて。
すっきりしたら、言葉も出て。
再び座って、お食事。
お湯を沸かして、お茶を入れて。
って、もうヘルパーさんのいらっしゃる時間ーーー!
ピンポーン♪おはようございまーすっ!ヘルパーの○○ですー。
焦るこしょ。
経緯と状況を説明し、ご飯はまだ半分だったけど、ご飯にお薬をまぜて食べてもらい、飲み込んだのを確認して、引き継ぎ終了。
帰宅するこしょ。
そんな朝。
あさってから、留守にするって妹たちに言ったから、あの子不安になったんかな?
で、無意識に電話したりして、わたしを試してるのか?
ま、愛はいつも私の中にあり。
ハートからわき出る。
ずっと注いでいるよ。
どんなときも、怖がらずに、前にすすめるように。
感情と客観と本質とともに、今日もいまを生きる。
生きてることは祝福☆