父の通院に付き添ってきました。
父の持病、喘息。
4週間に一度の通院です。
喘息の発作はなく、安定した状態です。
実家に到着後。
こしょ:お父さん、病院行くよ~、準備できてる?
父:何を準備したらいいのけ?
こしょ:
>内心:ちゅうことは、出掛けられるちゅうことやな!
ハーモニカ持った?
父:ゆっくりと時間をかけて立ち上がり(立ち上がるまでに数分を要する)、ハーモニカを探し(探すのに数分を要する)、(ハーモニカを見つけ出し笑顔で)あったぞ!
こしょ:じゃ、行こうか?
こしょ:タクシー会社に電話してくれない?(わたし自身はタクシー会社の電話番号は覚えているのですが、父の脳のために、それとなく。。。)
父:何番やったけ?
こしょ:○○○-え~と…何番やった?
父:わからん!
>父、じゃっかんイラつく。
こしょ:○○○-○○う~んと、調べるからちょっと待って。
父:(無言で、適当に番号を押すものの)この電話は使われておらんちゅうちょるぞ。わからん!(怒)
こしょ:(携帯アドレスで確認するふりをしながら)○○○-○○○○だった。
父:(電話番号を復唱しながらダイヤル)○○です、お願いします。
電話の向こうのいつものおばちゃんが父の声を覚えてて声パスです。(^▽^;)
この感じだと、もうタクシー会社の電話番号は完全に忘れたんだろうな~、もしかして絶好調に脳の回路が繋がった時奇蹟的に、電話できたりするんだろうなぁって言う感じです。
覚えてるうちに、メモしておこうという気は起こらないらしい。
さて。
病院にて。
先生といつものやりとり。
で、診察終了後、ハーモニカで2曲。
先生:今日は上でハーモニカ吹いてくれる?
父:吹いてもよかと?
先生:ありがとう!
私向きで。
先生:時間大丈夫?
こしょ:はい!大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします!父も楽しみですから!
先生:いつもありがとう!
っていう。
上っていうのは、病院のデイケアのこと。
通院している病院はビルの2階にあり、病院のデイケアが4階にあります。
先生は主治医で、この病院の院長で、デイケアの責任者でもあるみたい。
今年に入ってから4週毎の診察後にデイケアにお邪魔して父が思いつくままにハーモニカで唱歌や童謡を吹いています。
時間にして、10分から15分くらいかなぁ。
今日の父は調子がよくて。
自分で演奏する曲も同じ曲があまりダブることなく。
利用者さんやスタッフさんのリクエストにもこたえて。
先生も診察終了後、聞きに来てくださったり。
父が何を演奏したらいいかわからん?みたいになったら、あれこれ曲名を言ってみたりして。
そうしたらすぐに吹けたりして。
いい感じでした。
何より。
利用者さんたちが、父の方を自然と向いて、口ずさんでくださってる様子、笑顔、私が嬉しかったなぁ。
まさか、先生が様子見にきてくださるなんて思いもしなかったし!
父もとっても嬉しかったみたい☆
いつもより長く、20分くらいいたかしら?
帰りは先生がエレベータまで送ってくださいました。
>ありがたし~~~!
父のそのまんまを受け入れて、あたたか~く見守ってくださる先生や看護師さんや事務の方々、はたまたデイケアのスタッフさんたち。
こんなにあたたかいハートに包まれる時間があるなんて、しあわせだなぁって思う。
父は、わかってるのかな?ん?
そんなこんなで。
父の特技が父を助けてて。
父の生きてる時間を素敵なものにしているなぁって感じる。
そこに、ただ一緒にいるだけだけど。
この時間もわたしにとってのしあわせを実感する時間なんだと思うと。
家族っていいんもんだって言うのはこういうこともあるんだなぁと。
これが父がわたしに送ってくれてる今のギフトかな?!