両親の通院に付き添うようになって早10年と少々。


はじめは、母でしたが。


父の通う喘息の専門医に、「付き添いしてください」と言われて以来、お達しをまじめに守っております。


きっとそんなこといったなんて、先生は覚えてないんだろうな~。



4週に一度、不定期に2週に一度とか?




長いお付き合いなので、父の主治医は、この先生です。




初めて行った時からすると、父もだいぶぼんやりしていて、表情が無表情だったりすることが多くなったので。


先生:表情がないね~、体調はどう?


っていう最初の言葉。


いつも父に向かってしっかりお話してくださるのですが、あまりの父の無表情ぶりに先生が私を見るという!←本当に珍しいことです。のっけからなんて!


父:(ちょっとまだぼんやりして)???(反応できない感じ)



わたし:


先週くらいから、ちゃんとお薬を飲んでいるのに、ぼんやりして声かけにすぐに反応できない感じなんです。

でも、このところ、週に1回は自分でタクシー呼んで、好きな本や雑誌や食べ物を買い物にでかけたりしているんですよ~。わたしが風邪気味なので、ヘルパーさんが来ない日で私が夕食を作りに行く日に、お寿司をかてきてくれたことがあったんです、先生☆



先生:


(父に向って) すごいね~~~。意欲的じゃない?!


(私に向かって)感動するね~、嬉しいね~~~!



…、ゆっくり父の話を聞いてくださり、父の話が足りない部分はわたしが補足したりして、笑顔で会話を楽しみながらの和やかな診察でした。


通常の喘息のことはもちろんですが。

認知症の症状について。

父、自分の記憶力がどんどんなくなっていく不安をしっかり先生に訴えることができたし、先生もまた、自分に出来ることはすべてやっているし、ほかにも新しい方法がでてきたらすぐに取り入れよう!と父の不安を和らげるように前向きなアドバイスをしてくださったり、父も頑張るか~!って思えるように励ましてくださいました☆


私たち親子は、前向きに、できるだけ笑顔で、診察してもらうっていうのがポリシーだから(具合が悪くて診察してもらうのではなく、定期的に診察していただくことが予防なので)、お互い気持ちよく時間を共有したいな~って思ってるのですよね。


それは、先生にも伝わって、先生が父の笑顔を見るのが楽しみだよとわざわざ言ってくださるありがたさ☆



ちょうどこの日は、馴染みの看護師さんとちょっとおしゃべりをしたのですが(仕事の片手間ですけどね)。


「いつも親子でにこにこしててすばらしいですね~、秘訣はあるんですか?」なんて聞かれて。


そんなに、にこにこもしてないけどな~って思いながら、上に書いたポリシーを言ってみました。


「いらいらしたりしないんですか?」とも聞かれて。


そりゃ、イライラすることもあるし、怒り狂うこともあるけど。

親子だし。

だけど、イライラや怒りってすごくエネルギーを使うでしょ?

そうじゃなくても、離れてるとは言え両親を見ているので、体力も精神力もそれなりに必要だから、いちいちイライラしたり怒っていたんじゃ身がもたないんですよ~。

それに、どうせ同じ時間を過ごすなら、イライラよりにこにこの方が気分がまぎれるし。。。

からだには嘘でも笑ってるほうがいいっていうじゃないですか?

お得なほうが好きなんですよね~~~☆


なんていっちゃうわたし。。。

よくこんな言葉がその場でつらつらでてきたな~って自分でも感心したんですよね。Σ(・ω・ノ)ノ!


それに、先生も優しいし、ちゃんとお話聞いてみてくださるけど、看護師さんたちも、相当優しくて癒し系なんですよね~。

そこの病院は、待ち時間長くても、わたしたち親子は、親切にしてもらえるし、きちんと対処してくださるので、ぜんぜん平気☆

逆に、必ず声かけとおしゃべりをしてくださるので、癒されるし、安心もしています。


待ち時間が長い時には、どうして長いか?どのくらいかかるか?とか定期的に教えてくださるんですよね~。

診察前に看護師さんが、体調を聞いて、先生に診てもらいたいことを聞いてくださるし!



それでも、その日は、「待ち時間が長すぎる!」とイライラしてる男性が数人看護師さんに怒ってましたね~。

だから、看護師さんも、わたしに聞いたのかな?


待ち時間が長いのは、先生が県内では名医といわれるからだろうし、きちんと患者声に耳を傾けてくださるからだろうし。理由はあるし、その理由に相当する仕事を先生はしていらっしゃると思う。(何様発言!失礼!)


わかりきっていることなので、待ち時間は、親子ともども読書タイムです。←読書好きな親子

父はこのごろ、すぐ寝ちゃいますけど。

わたしは、ここ数年、待ち時間限定図書に、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を選んでいまして。

現在第七巻。第八巻のクライマックスに向けて、めっちゃ楽しい☆

ちょっと長く感じるくらいがちょうどいい♪

みたいな~~~。ふふふ。


というようなことも看護師さんにおしゃべりしたりして。


だからって、待ち時間を増やしたりしないところが、先生や看護師さんのいいところ~~~☆

とても大事にしていただいてます。


予約診療制だけど、待ち時間が長くなりがちなので、次の診療のときの予約時間のどこらあたりがいいとかも教えてもらったりして(o^-')b


にこにこしてると、お得な法則を実践中☆←個人的にかなりのリターンです☆



通院付き添いをただするというよりは、そこに意義をいれ込んでいこうという意気込みで、なんとか気持ちを前向きに、自分のためにもなるように、っていう気持ちです。