父の銀行口座のお話です。
生きてると、いろんな関係から、いくつも銀行口座を持つってことがありますよね。
父、「お金がない」といいますが、いくつ自分が銀行口座をもっているのか、把握していません。
そうして、家探しした結果、いくつか通帳が出てきたり、はたまた銀行からのハガキで口座があるのか???っていうのが分かったりしています。
母が。
とってもしっかりした人で、家のすべてを取り仕切っていたんですけど。
なにがどこにあるのか、教えてもらう間もなく(そのころ遠くに住んでいたわたし)、どんどんアルツハイマーの症状が進んで。
しかも初期症状とかって、隠すとか頑固になるとかひどくなることがあるでしょう?(モノ盗られ妄想っていう!)
だから、家の大事なものがどこにあるのか、未だにわからないものが多数あって、放置状態になってるものが多いんです。。。
探す気力とかないし。
日常生活であっぷあっぷ。。。
気持ちはもっとあっぷあっぷ。。。春だもん。。。
さて。
それでも、わかっているのから一つでも手をつけないとな~っていうので。
両親のお財布のやりくり係としては。
ちょこっとでも、あるお金は、両親のよりよい生活に使いたい。んで、ちょこっとご相伴にも預かりたい。←一緒に美味しいもの食べたい☆食い気です☆
昨年銀行から来た睡眠口座のお知らせのハガキの電話番号に電話してみました。
・昨年はがきが来てました。
・通帳はありません。
・印鑑はあります。
みたいに。
そうしたら、「ご本人さまは字はかけますか?」って。
これだけで、わたしの父が認知症だとわかったのかしら???
銀行員おそるべし~~~。
それは、さておき。
父を連れて、銀行に出掛けました。
「僕は、なにもわからん。ついて行けばいいのか?」
だって。
「依存ですか、父ちゃん?」
って聞いたら、
「頼んでないし、頼ってもいない!!!!!」
っていう父ちゃんです。
や~、ちょっとびっくり。
頼られてないのわたし。。。
これって、頼ってない???
まぁ、わたしが父の死後を恐れて心配して、勝手にやってることかもしれないけどさ。(←今は銀行の件)
普段の生活だって、わたしがしないとわたしの気が済まないから勝手にやらせていただいてるんだし。(そうそう、頼まれてはいないのよ、たしかに☆)
父は、すごい。
だって、自分ができないことは仕方がないって思えるんだもの。
それを、誰かに(家族)してくれって頼まないのですよ。
や、でも、おれはできないって、いかにもお前やってくれるよな~的な発言はありますよ。
うん。
それを、ずるくない???って思う被害妄想たらたら人生を歩んじゃってたわたしですが。
この頃気づきました。
やるか、やらないかは、わたし次第だと。
だって、父は「しょうがない」ってあきらめられるんですからね。
それは、つまり、うらみもないわけですよ。
自分ができない。だから自分の環境が悪くなっても自分次第っていう。
ごくふつうに生き物のルールで生きてるっていう!
なんてシンプルな人なんだ。。。
って近所に引っ越して、やっとわかってきました。
父の姿が。。。
話はもどって。
父の稼いだカネを、ほっておくのももったいない金額だったので。
「臨時収入だよ、父ちゃん!もらいに行こうぜ!」
とかいって、父を連れ出す。
銀行では。
父に紛失届を書いてもらい、窓口へ。
そうそしたら。
普通預金だけかと思いきや、定期もあるといわれ。
父に聞くも「わからん」。。。
しかも、届け出印が違うっていう。。。
さらに、もう一通の紛失届&改印届&解約届。
なんども父と窓口と書類を書く机を行ったり来たり。
2時間弱の大仕事でした。
だって、父、最近字を書けなくなったっていうし。
なんとか、読める???っていう字ですから。
字を書くのだって、きっと一苦労だったはず。
手本に銀行から来たはがきをおいて、一生懸命書いていたもんな~。
で、結局、お金は、現在のメインバンクに振込にしてもらうことになりました。
父、一つ片付いて、ほっとしておりました。
お金には執着あるみたいだし。
たなぼたな気分だったみたい!
わたしは、責任を果たせて、よかったな~っていう。
春は支払いの多い季節だから。
ちょっと、残高見て、心配しておりました。へへへ。
整理整頓、日ごろからっ。
今できることは今するって基本だもんね。
それができないんだけど~~~(ノω・、)
その後。
ですよ。
父の暴走。。。
気分が良くなった父。
昼ごはんがまだだったので。
飯を食いに行くぞ~~~ってことになりました。
しかし、出掛けるときに、杖を持つのを拒否されまして。
銀行の周りには、食事処がなく。
かといって、タクシーに乗るほどではなく。(きっと近過ぎて、乗車拒否されるだろうなっていう)
強風のなか、よろよろよちよち歩きました。
ときどき支えたりしながら。
だって、体重あるのに、バランスとれないから強風で足元をすくわれるのですよ。。。
こわ~~~っ!
で、
・疲れたもう歩けない。
・トイレに行きたい。
・お腹すいた。
をくり返し連呼。
かんべ~んっY(>_<、)Y
と内心思いながら、一生懸命父を励まして。
歩いて、最寄りのお食事処に入りました。
たぶん健常者なら、歩いて4~5分です。
父は、30分!
よく頑張った☆
まず、トイレをかりました。
そうして、席に案内してもらいました。
それが~~~。
あるスイーツが有名なというか、人気のお店でして。
ほとんど観光客で。
そのかたわらで、父と二人、食事する。
しかも、こってこての地元弁の親子の会話。
となりにお座りのお若いビジネスマンおふたりが、めっちゃ聞き耳たててましたよ。ははは。
もちろん、大サービスで地元弁会話をボリューム大きめでしたのです。いひひ。
食事で満足した父。
さらに本屋に行きたいといいまして。
え~、ご推察の通り、先ほどのくり返しでございます。
ほんの、2~3時間の外出のつもりが、半日仕事。。。
父はつかれながらも、たいそうなご満悦顔。
わたしは、・・・。
疲れ過ぎたのですが。
その後、母を迎えて、夕飯作りだの(母との約束でこの日だけはわたしの手作り料理なので)洗濯だのいろいろありまして。
自宅に帰ったのは、夜。。。
旦那がお腹をすかせて待っていましたとさ。
ひぃ~~~。
夕飯の支度してから出掛けるべきだった。。。反省。。。