この頃、携帯電話を放置していた父(父も認知症です、脳血管性です、要介護2です)。
今週月曜の朝、契約書類の手続きで、仕事終わりのヘルパーさんとおしゃべりしていたとき。
父:携帯電話が使えなくなった。壊れた。どうしよう?
おっ。
困ったことがあると、いつもこの調子で、どうして欲しいとかどうしたいとかなしのまる投げとうちゃん発言です。。。←昔はこの父のまる投げ発言にすぐ激怒したわたくしですが。
私:電源つかないの?やってみて?(どういう風に使っているか確認したいので)
父:つかない。(やる気なし)
ヘルパー:わたしも何度かやってみたけど、電源はいらないんですよ。
私:こわれちゃった???
といいながら、長押しし続けると。。。
私:あら!電源はいった☆
ヘルパー:(申し訳なさそうに)わたしのやり方が悪かったんですかね~、ごめんなさい。
いやいや、わたし責めてないし!
私:たまたまじゃないですか?普通よりかなりボタンを長押ししましたよ~~~。
父:ついたか!で、動くか?
って、おいおい!
確認もしろ!と???
私:おじちゃん、おばちゃん、(父の弟妹)から電話とメールが入ってるよ~~~。
父:なんて?
私:ばあちゃん、元気だって~~~。施設移ったみたいだよ。会議したとか、書いてあるよ~~~。内容は同じだよ~~~。
父:そうや。そんならよか。
って、興味ないのか???・・・・・。
私:はい、携帯。使えるよ。よかったね!
父:良かった。
って、終わり。
もうこれ以上、携帯の話できる雰囲気なし。
使えるのかな???
って思ったけど、この後、契約の話があったので、おしまいにした。
で、昨日の夕方。
5時半。
わたしの携帯電話がなる。
ちょっと手が離せなくて、電話にすぐ出れなかった。
伝言が入っている。
が!!!
なんだ?音楽だけ???
誰?
あっ、父の携帯番号!
すぐに電話する。
でも、出ない。。。
家の電話にする。。。
やっと出た!
私:携帯電話に電話した?
父:電話?したかな?
私:履歴にあったよ!何かあったの?
父:???
私:今、大丈夫なの?困ってない?
父:母ちゃんが帰ってきた。
私:よかったね。
父:今日は誰がご飯を作ってくれるのか?
私:ヘルパーさんだよ。ホワイトボードに書いてあるよ。
父:そうだったか?(ごそごそ立ちあがってホワイトボードを確認に動いている様子)
(確認してもどって座って)そうみたいだな~~~。
っていう会話。
携帯電話が使えたっていうのは、すごい☆
携帯電話は使えるんだね!ほっとするよ!!!
でも、なぜ電話したか覚えてないっていうのが、困った。
ホワイトボードを確認したらわかることが分からなくて、私に聞いたっていうのが、困った。
電話を放置して、確認するという動作、困った。←待ち時間長いっ!
適当な単語を思いつかなくて、困ったって書いたけど、困ったってほどではない。
ちょっと心配っていうか、大丈夫?父???っていう感じ。←ぜんぜん大丈夫じゃないですけどね。へへへ。
「今」「今」を瞬時に忘れて、ものすご~~~く不安でしょうがない父なんだろうな。
だから、なにか繋がった瞬間、私に電話して、不安を解消したい、と思ったんだろう。
すごいぞ!父ちゃん!!!
しかし。
どんなに父が不安でも、わたしには、これ以上どうすることもできないような気がする。
お薬は最大値だし。
予防で、父ができそうなことは、すべてやってもらえる環境作りは最大限努力している。
それでも父がやらないのは、父の選択であって、わたしは極力やったらいいことは、わたしが関われる時は何気にやってもらっているのだし。
「今」「今」を忘れるということが、どれほどの不安いや、恐怖かと察すると、へたな言葉は言えない。。。
ま、それでも。
携帯電話で私に電話できたっていうのは嬉しい☆
家の電話は、使える父なので☆(通院するとき、タクシー会社に電話するのは父の仕事なんですw)
教訓:できることを喜ぼう☆☆☆ですなv(^-^)v