母と祖母。
祖母、つまり、母の実母です。
90代でゆるやかに認知症が進む祖母。
グループホームで穏やかに楽しく過ごしているそうです。
お盆やお正月、イベント事に、自宅に帰省します。
祖母の介護は、叔父夫婦(母の弟で長男)がしています。
祖母はグループホームで生活していますが、叔父叔母は週に2~3度は足を運んでいるそうです。
祖母が体力を失わないように、認知症が進まないように。
世代は違えど、介護しているという共通点があるので、叔父叔母とはしっかりお付き合いしています。
母は家族を大切にする人で、若いころは実家に仕送りしていたし、結婚後も、両親や兄弟に、季節ごとに贈り物や手紙を書くことを楽しんでいました。
そんな母のためにわたしが出来ること。
お盆とお正月には、必ず祖母に合う機会をつくること。
兄弟とおしゃべりしてもらえる機会をつくること。
懐かしい風景を見て、お墓参りをすること。
ほんの半日ほどですけど。
それを楽しく快適に過ごすよう手配するのは、なかなかに大変です。
叔父叔母との連絡から始まって、妹たちとのスケジュール調整、当日のスケジュールや持物の準備に精神状態のコントロールまで細心の注意を払うという!
今年は、12月から何度も何度も電話したり、スケジュールの調整をして(いろいろと小さな事件事故が起こるものだし!)、天気予報とにらめっこしたり、当日もそれぞれと連絡を取り合って、わりとスムーズに楽しい時間を過ごすことができました。
ところが、ちゃんと準備したつもりでも、ちょっとした事件があり。
事件とは。
おもらし。
トイレタイムもしっかり1時間半から2時間おき(母の場合はだいたい2時間おきのタイミングでいつもは大丈夫。一応おむつしてるんですけど、濡れることはほとんどなく、トイレで出来るんです)なんですが、環境が変わったり、夜間、父に怒られたりすると、トイレでできず、おむつにしちゃうようなんです。
今回は、おトイレの時間は守られていたんですが。
落ち着いてトイレでできなかったようで。
トイレにいってもすることはなく。
逆に興奮しちゃって。
トイレどころではなくなって。
結局、おむつに全部だしちゃったみたい。
肌着もズボンもくつしたまでもびっしょり・・・。
なのに、トイレに行きたがらず、着替えたがらず…。
大変でした。
きっと母はもっと大変な気持ちだったでしょう・・・。
叔父叔母も巻き込んでのちょっとした事件になっちゃって。
でも、その後はなんとかうまい具合に母の気持ちをかわすことができ。
普通におしゃべりに参加できました。
ご機嫌でお節を食べたり、にこにこ笑ったり。。。
祖母と握手をしたり、写真をとったりしました☆
祖母。
母を自分の妹の名前で呼んでは、その都度、叔母に訂正されていましたが。
見覚えのあるわたしたち家族に、涙目で手を合わせては。
「頭がパァになっても、こうして生きているから、こころに残るあなたたちの顔に、またお会いすることができて、嬉しい。ありがとう☆」
を何度も何度もリピート。
その祖母の様子を私たちもマネして。
「こちらこそありがとう☆」
とそのたびごとに、手を合わせて、リピート。
旦那ちゃんも、リピートの正確さを楽しみつつ、笑顔でお付き合いしてくれて。
忘れることは、悲しいけど、そんな中にも、残っていることもある。
その残っていることに感謝の気持ちが自然とわくと、あったかい時間が流れて、みんなが笑顔。
叔父叔母も、いつもは呆れて、相手をしないんだけど。。。とかいいながら、笑顔でおしゃべり。
自分たちだけの閉じられた空間だとイライラすることも、そこに誰かが入ることによって、笑いにかわることもある。
そういう機会を大変でも作れば、自分の気持ちが癒される様な気がする。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
さて。
母。
昨日からデイにいっております。
その母の居ぬ間に、あれこれやって。
今日の午後は、妹次女夫婦と甥っ子が実家に年始の挨拶にやってくるので、家族で夕食です。
その準備、してます。
両親には、幸せで穏やかな時間になることを願って。
今日も、笑いの一日になるといいな~('-^*)/