認知症の親にその子が、
「わたしは誰でしょう?」
と聞いたりしますよね。
わたし個人的には、
その質問、嫌い!
なんです。
無神経さに苛立ちます!
なぜなら。
親が子を認識していたら、
名前やあだ名で呼ぶと思いません?
意地悪してるのか?
って思っちゃうんですよ。←被害妄想?
聞いてる本人に悪意はないんでしょうけど。
もしも、自分が逆の立場だったら?
って思わないのかな?
認知症。
いろんな日常生活
自分が当たり前に出来ると思ってることが、
できなくなっていくんですよ。
想像してみるに、
すごくパニックになる
ことが多いと思うんですよ。
そうして
わからない自分や
わからない自分に質問した相手に
怒りが出てくるのが普通じゃないかな?
まああまりにも質問されたら
慣れちゃうことも
スルーしちゃうことも
本当に何を言っているのかわからなくなることも
あるのでしょうが。
わたし自身は、
親が若年性アルツハイマーかも?!
と確信したとき、
びっくりして、
パニックで、
夫に八つ当たりして
怒り倒した記憶が…。
親本人はわたしより
もっとパニックで恐怖で不安で
感情も思考も大変だったと思うんです。
当時は今みたいに、お薬なかったし。
結局は親本人も私自身も、
「今」の状況を受け入れて、
環境を出来るだけ整えて、
居心地をよくして、
気分良く、
できればなるべく笑って
楽しく過ごせるようにって思う。
わたしは、だ~れ?
と聞くより前に、自分が名乗るのです。
わたしは、お母さんの娘の○○だよ~!(にっこり)
だいたい認知症の親に
私誰?と聞いたところで、
親が堪えられなかったら
ただ不安を与えてしまうだけじゃないのか?
そういうの質問ができる雰囲気だったら、
まだいいのかもしれないけれど。
よく自分は認知症の親の娘なのに、
娘の私のことがわからないなんて
ショックだ!と大げさにいう方もおられます。
わたしは問いたい。
あなたいままで親を大切にしてきましたか?
親孝行していますか?
迷惑ばかりかけてきたんじゃないですか?
自分のことしか考えてないでしょ?
わたし個人的には
就職して実家を出て、
めったに帰らず嫁に行って、
遠くに住んでいるなら、
忘れられて当然だと思う。
だから母がわたしを娘とわからなくたって、
わたしはショックじゃありません。
それよりショックなことは、
親との親の介護をしてくれる家族との
信頼関係を失うことです。
家族は信頼関係こそ大切にしたいこと。
「私はだ~れ?」
と聞いてこたえてもらうことではなく。(自己満足)
お互いに素直に気持ちのやり取りを
できる状態を作ること。
子がわたしがお世話してやってるんだ!
っていう気持ちのあり方だと、
親にめちゃくちゃ抵抗にあったり、
うまく事は運ばず!
子が
なにかお手伝いさせてくださいませんか?
という謙虚な気持ちだと、
親は
「お願いします、ありがとう」
な感じで、すいすい運ぶ!
いつでもこういう気持ちであれば、
なんでもうまくいくっていう、
ごく普通の心がけなんですよね。
よく聞く言葉も、
よく見る言葉も、
実は深い意味がある。
けれど
日常はそのことを忘れ去っているので、
その意味の深さまでは、
気づかないんですよね~。
「あたりまえ」ほど、深いことはない。と思うこの頃。
わたしはだ~れ?と聞く前に、名乗りましょう!
そうして、いつも笑顔で元気よく挨拶しましょう!
と、思います☆('-^*)/