お久しぶりです。
最近時間が比較的あるので映画を観る時間が作れております。
なので良いなーと思った映画を書けたらななんて思ってますが、多分凄い気まぐれになるはずです。
まず今日紹介するのは…
「子宮に沈める」です。
実話を元に作られた映画です。
本当にあった事件を基に作られた映画。
育児放棄をテーマに作られた作品です。
今まで見た映画の中で1番衝撃的だったなと思っております。
ほぼ全て定点カメラで撮影されており、しかもワンシーンが非常に長いです。
そこがまた生々しい。
ザッというと一方的に旦那に離婚されてしまった女性が生活の為と思い夜の仕事を始めるんですが、染まっていきます。
子どもがいるのに男の人を家に連れ込むようになります。
ある日、女性は子どもを置いて家を出ることを決めます。大量のチャーハンを作って。
そこから子ども達だけの生活が始まるのですが、ここから本当に観るに耐えない展開が待っています。
2日連続で観たのですが見る度に新たな発見があります。
見終わったあとは、、、
全然納得しないしハッピーでもなんでもないし、よくわからない感情になっておりました。
育児放棄とだけ聞くと最低の親だ。
というイメージしかないと思うのですが、子どもを置いて出て行ってしまう親を「最低」というだけの、そんな単純な言葉では片付けられないのです。
一概にその母親が悪いんだ。とそういうわけにはいかないのです。
きっとこうしてどうしようもない悪夢の渦の中で苦しんでる人は世の中にいるんだと思います。
そして、それが悪として沈められて行ってしまっているのも現実だと思います。
今の世の中、隣の部屋の人がどんな人なのか、どんな表情で暮らしているのか、そんか事知ったことではないんでしょうが、昔は地域全体で子どもを育てていたと聞きます。
そういう時代にはきっと、こういう問題は今ほど多くなかったんじゃないかなとも思います。
何が正しくて何が間違っているのかなんて難しすぎて答えなんて簡単に出てきませんが、強いて言えば、そこには現代の日常があるのかもしれません。
是非ご覧あれ。
ciao