何度か目にしていると思いますが、2035年大アルバニア計画。
今回は、クロアチアのメディアからも報道されました。
記者によると、アルバニア独立100周年記念のイベントの裏で、
統合に対する議論がされていたとか‥。
そしてやはりアメリカの名前が出てきています。
しかも今回は、アメリカが支援する大アルバニアというタイトル。
非常に興味が湧いてきます。
やはり大アルバニアに向かう過程でどこまで影響力を残せるか?
そこにアメリカの軍事的、外交的な思惑が錯綜しています。
なぜコソボなのか?なぜアルバニアなのか?やはり地政学的な
部分が非常に強く、アジアとヨーロッパ、地中海と中欧地域。
まさにハブになる位置にあるのが、コソボやアルバニアです。
そこに強い影響力を残すこと、これがこの先の発展を吸収する
一つの方法だということです。
アゼルバイジャンのガスをギリシャを抜けて、アルバニアから
イタリアに繋ぐパイプラインの計画も進んでいます。
そういう意味でも、このあたりの地域の重要性が増します。
アメリカが影響力を残すのか?EUなのか?それともロシアか?
最近お金を持っているトルコか?
様々な見方ができますが、どれだけの影響力をのこすことが
出来るのかが、本当に大切です。
アメリカとロシアの間で、メドヴェージェフ時代に始まった
二国間協定も終了しました。
ペンタゴンがコソボを支援するという約束をアメリカを訪問中の
コソボの大臣が手にしました。
本当に様々な思惑がまだまだバルカン半島を覆っているような
そんな印象も受けます。
セルビアには、ロシアが地雷撤去の名目で資金援助をしますし、
アメリカは、セルビアの弱体化のためにモンテネグロとコソボの
独立を支援したという経緯もあります。
この先もやはりこのバルカン地域から目を離せませんね。
ちなみにアルバニア人は、コソボとの統合を好意的に受け入れて
いますが、コソボ人はあまり好ましく思っていないようです。
同じ民族でも考え方が違うのかもしれませんが、コソボを支持する
アメリカの思惑がどこまで機能するのか?
まだ時間のかかる問題ですし、静観していく必要がありますね。