コソボとセルビアの関係…。 | コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!

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日本とコソボの架け橋を目指すべく、日々コソボの情報を発信しています。 
コソボがどんな国か?過去の紛争の情報しか知らない方がほとんどです。


コソボとセルビアの関係がどうなっていくのか?
非常に気になりますよね。

最近の大きな話題は、リエゾンオフィスの設置です。

リエゾンオフィスとは、大使館ではないけれども、
政府の仕事を代行する事務所のことです。

$コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!-リエゾンオフィス

国によって違うと思いますが、コソボの日本連絡所は、
民間人に委託する形で、現地に住む我々のサポートを
行なっています。

日本連絡所の方には、非常にお世話になっていますので、
少し馴染み深い場所です。

コソボの場合は、ウィーンの大使館の指示のもとに、
日々の活動を行なっています。

身分的には民間人、仕事内容は政府関係になりますので、
半官半民という立場です。

プリシュティナ(コソボ)とベオグラード(セルビア)に、
お互いにリエゾンオフィスを設置することで同意しています。

しっかりと実行されるのかが、今後の課題になりますが、
両国の関係が、少しずつ改善し始めている傾向が伺えます。

また設置された後にどんな活動をするのかも非常に大切です。
現地人の感情を考えると、お互いに良くないと思いますので、
その活動に制限が出ることも考えられます。

ここはお互いに理解をしなければならない部分ではあります。
最近の動きや、人々の感情を見ているとセルビア側の反応の方が、
大きくなると感じています。

同時に国境の線引での協議も続いていますが、セルビア側では、
それに対するデモや抗議活動が起こっているようです。
*コソボにおける北部セルビア人居住地域での話です。

国家の協調も必要ですが、コソボ紛争以来続いている市民の
感情をしっかりコントロールすることも大切ですね。

両国の連携が強化され、人の往来にも制限がなくなると
良いのですが。。。

そうすれば、経済的な繋がりも強化され、お互いの価値を
認め合う事もできるような気がします。