2月28日、今日は私の母校である聖和女子学院高等学校・中学校の卒業式に出席しました。
卒業生、保護者の皆様、誠におめでとうございます!
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午後より、性暴力被害者のワンストップ窓口設置に取り組んでいる佐賀市に個人視察で伺いました。
「百聞は一見にしかず」、12日に行う一般質問のための事前調査を着々と進めています。
以前、DV対策で視察に伺った原所長にご対応いただき、現場の話を聞くにつけ、性被害者対策もDV防止の視点が重要であることを再認識しました。
家庭内のDV被害や児童虐待を受けた子どもたちが、家にいたくなかったりして、SNSで知り合った大人から性被害にあってしまうというケース。
SNS関係の被害はほとんどが中学生。さらに性犯罪の加害者は、70%が被害者の身内、職場、知人、友人であり、二次被害も多く発生しています。
残念ながら、被害者の90%は声を挙げることが出来ていないのが現状なのです。
私は、行政(女性子ども家庭課長)、民間団体(DV防止ながさき)と連携し、長崎県の「DV先進県長崎モデル」の構築に取り組んできました。
そのモデル事業の一環として、県内の全高校生に、外部の専門家による「DV予防教育」を実施し、今後は対象を中学生まで広げていくことを目指しています。
さらに、DV被害者が社会復帰に向け、生活をしながら各種訓練を行う「ステップハウス」を県職員の空き公舎を活用して整備することも出来ました。
罪もない子どもたちが苦しんでいる、そんな声なき声に応えるため、引き続き関係機関と連携し、犯罪防止と被害者救済のための環境整備に努めます。