「なんとかなるよ」と簡単にいいますけど、それって私が頑張るんだよね…?
一度はこういった事を心の中で叫んだ人は多いのではないでしょうか。
例えば子供のオムツが取れなくて困っている時。
就職が決まらなくて落ち込んでいる時。
貯金が底をつきかけて焦っている時。
誰かに相談した際に「なんとかなるよ」という言葉をそっと差し出された人は多いはず。
はい。私もその中の一人です。
なんだろね。この言葉ほど無責任で嫌味な言葉はないと思うの。
私の場合は仕事復帰をしようと活動し始めたはいいけれど、0歳児を抱えた女性をやとってくれる企業なんかなくて。
貯金もそろそろ底をつきかけているし。
目の前が真っ暗になったあの頃。
旦那に相談したら一言「なんとかなるよ」。
怒りがお腹をグルグル回って口から炎となって噴き出すかと思ったあの日。
その後、納得がいかなくて義母に同じ事を愚痴った時「なるようになるよ」という言葉をなげかけられたんですよ。
なんか、プチっときちゃって、私は義母に向き直って言いました。
「なるようになるなら、もう仕事探すのやめて家にいていい? 毎日漫画読んで好きなもの食べてさ、そんな生活してもいいですか?」
そうしたらえらく驚いた顔をされて
「ちなみちゃんがそんなんしたら、家庭崩壊やんか」
と返された、あの日の矛盾。
おい、おかしいだろ。
「なんとかなるさ」といった夫よ。
なんとかなるんじゃない、なんとかするのは私だろ…。
「なるようになるさ」と言った義母よ。
本当になるようになったら泡吹くんだろ…。
つまり、慰めるフリしてムチを振るう言葉なんですよね、「なんとかなるさ」って。
それを言われて追い詰められた経験のあるママさん。
その気持ち、間違っていないと私は思います…。
共働きの母親って一家の大黒柱だと思う
子供ができた後って、世界が変わりますよね。
子育てをしながら働くママさん、私は本当に同志として尊敬します。
つらいですよね。
毎日、大変ですよね。
新しい事をしようとしたら熱を出す子供。
絶対休めない時になぜか風邪を引く子供。
「今日、子供が調子悪いので休みます」の一言を言うために、何分スマホの画面をいじり続けるのか…。
働くママのしんどさをわかってくれる人が職場になかなかいないっていう点が問題ですよね。
独身の人は子育ての大変さがどうしてもわからないから、「ズルい」とか平気で言うし、お局さんには目をつけられる。子育てをしたはずのオバちゃん社員も「そんなに大変だったっけ?」と当時の事をすっかり忘れてやがる…。
とても辛い目にあっているのに、保育料に生活費、貯蓄にほとんどのお給料を取られてしまう…。
「なにをやっているんだろう」
「独身の頃はよかった」
なんて、悲しくなってしまう事もあるでしょう。
仕事をして、お迎えに行って、家事をこなして…。
まさに一家の大黒柱は働くママだと思うのです。
あなたはすごい事をしている
今はとても辛いかもしれませんが、実はあなたはすごい事をしているのです。
一般の会社員だった頃に同じ事をしようと思っても、きっとできないはず。
まず自分を褒めてあげてくださいね。
周りの人がわからなくても、私はあなたの辛さにとても共感できます。
働きながら家族を支えるあなたの姿を尊敬します。
「子供の顔を見たら疲れが吹っ飛ぶ」
という言葉がよくTVで流れていますが、そう思えない日もありますよね。
子供がいう事を聞かなくて、しんどいって涙が出てくる事も。
世の中で一人きりなのかなと感じて無性にこわくなる事もありますよね。
だけど大丈夫。それはずっと続く事ではありません。
「仕事をしていれば育児がラクになる」
「子供は働く活力になる」
全部「嘘ばっかり」と思っていた私が唯一「本当だ」と思った言葉が、
「子供は成長と共にどんどん手が離れていく」
という言葉。
これは本当です。
今がずっと続くわけではないですよ。
子供はどんどん大きくなって、保育料も安くなっていきます。
ちょっとは手がかかるけど、成長にともなって感情も発達してくるから、「ママを助けてあげよう」とお手伝いを進んでしてくれるようになったり、自分でなんでもしようと頑張ってくれる時期は必ず来ます。
小さい子供を持って働いているママさん達。
今がずっと続くわけではないという事を、信じてみてください。
だいたい3歳~4歳頃に自立が始まりますから、幼稚園入園の時期になると大分ラクになりますよ。
とても辛い、どうしても無理という時は、レトルトや外食に頼ってしまうのも一つの手です。
もちろんお金はかかりますけど、あなたのこころや身体が壊れてしまうよりも数百倍マシ。
次の記事では、上手い手抜きの技をご紹介しますね。
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