【母VS長男】
自分の子供が学校に行かなくなったら、普通のお母さんならどうするのでしょうか?
中2の息子がまったく学校に行かなくなって4ヶ月が過ぎました。
それは【突然】やってきたのではなく、中学に上がってから行ったり行かなかったりの日々だったので今更あたふたしているわけではなく、今はそれが日常へと変わりつつあります。
なので、母は思い立ったのです!
これはここに書いていくべきなんじゃないかと・・・
それはそれは壮絶な毎日でした。
その始まりから、今を、少しずつ残していこうと思います。
きっと誰かのお役にたてるはず・・・
まず、我が家は私と旦那、中2、小2、1歳の子供の5人家族。
中2の長男はまだ小さい弟が可愛くて可愛くて仕方がなく毎日べたべた。
妹の面倒もよく見てくれるとてもやさしいお兄ちゃんです。
内気とは正反対で面白いことが大好き、友達もたくさんいるし、いじめられたりもなく・・・
そんな息子だからこそ学校に行けなくなった理由がわからなかったのです。
今【行けなくなった】と書きましたが、言葉の通りで、行けないのです。
【行かない】ではなく【行けない】という事を理解するのに私は時間がかかりました。
そこはまた追々
前兆はありました。
小学校の頃から学校に行きたくないというスイッチが入ると、必ず【自家中毒】になって一晩中嘔吐。
その度に病院で点滴をしてもらうということが1ヶ月に1度はあったと思います。
この自家中毒が前兆だったと思ったのは、最近の息子を見てたらすぐわかります。
だって、学校にまったく行かなくなってからというもの、すこぶる元気で嘔吐することもなくハツラツとしているからw
小さなころからあれだけ通っていた病院に、もうずっと行ってないのです・・・
元気で笑って過ごせる今が、息子にとってはいいのでしょうね。
こんな今ですが、中学に上がりたての頃は本当に大変でした。
学校に行けないのですから。
朝起きても、学校に足が向かないのです。
「学校行けん・・・」
「・・・行けん?」
当時の私にはまったく理解できない言葉。
そりゃ、そんなこと言われたら
「は?何言ってるの?意味わからんし。早く行きなさい!!」
となりますよね。
それでも行こうとしない息子を私は力づくで車に乗せて学校まで行きました。
学校についても車から降りず椅子にしがみついて、たくさんの先生に囲まれ色々説得され・・・
と、こんな日々が2週間くらい続いたのです。
もちろん私も仕事をしていたし、息子にずっと付き合ってあげることはできませんでしたが、毎朝毎朝毎朝毎朝・・・
本当にノイローゼになるかと思いました。
当時、私は妊娠4ヶ月。
つわり真っ只中での出来事でした。
その頃の言葉で一番キツかったのは先生たちの
「とりあえず学校に連れて来てください」
でした。
その言葉通り、私は毎朝息子とバトルし、力づくで車に押し込んで(手を引っ張って車まで連れて行き乗せる感じ)とりあえず学校まで・・・・とりあえず・・・・学校まで・・・・
と、必死だったのです。
そんなある日・・・・
息子が逃走したのです。
いつものように車に乗せようとした瞬間・・・
走って・・・・
もちろん追いつけるわけもなく・・・
息子を探しましたが見つからずただひたすら帰りを待つという一日を過ごしました。